「歩留まり(良品率)35%」や発熱問題、低いエネルギー効率などの問題を抱えていたSamsungの半導体事業が、ようやく改善したようです。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、Samsungが2022年には35%だった4nmプロセスの歩留まりを70%にまで引き上げることに成功したそうです。
また、「Prometheus」というコードネームで開発されているAMDの新しいサーバー向けプロセッサ「Zen 5c」の製造にTSMCの3nmプロセスと並んで起用されたとのこと。
おそらく3nmプロセスがハイエンド向け、4nmプロセスはエントリー向けモデルの製造に用いられるとみられていますが、サーバー向けプロセッサ分野の製造に弱かったSamsungが、ようやく受注を獲得できるだけの品質を担保できたことになります。
なお、同社は新たな半導体パッケージング技術を4nmプロセスに導入することで、懸案事項だった発熱や処理能力の問題を改善。
アメリカおよび中国市場以外に向けた「Galaxy S24」「Galaxy S24+」に搭載されるExynos 2400のパフォーマンスが大きく向上するとみられています。
コメントを見る
・関連記事
【朗報】「Galaxy S24」6.2インチに大画面化もボディはスリムに、低消費電力のLTPO有機ELディスプレイ採用でiPhone 15を圧倒へ | Buzzap!
サムスン「2nmプロセス」半導体に全力投球でラピダスさっそく窮地に、TSMC対抗で3nmを見送る可能性も | Buzzap!
Galaxy S24に生成AI「Samsung Gauss」搭載か、自動メール作成や画像の高解像度化、コーディングなどネットなしでできるように | Buzzap!