発売直後から「異常発熱する」「画面が焼き付く」という致命的な不具合が立て続けに発生し、ユーザー評価も芳しくなかった「iPhone 15 Pro」。
しかし実情は、そんなトラブルがウソに思えるほど好調であったようです。詳細は以下から。
ディスプレイ業界の調査会社「Display Supply Chain Consultants (DSCC)」のレポートにより、iPhone 15シリーズに使われるディスプレイパネルの出荷量が明らかになりました。
今年6月から10月までの出荷量は、2022年同期の「iPhone 14」向けディスプレイに比べ16%、2021年の「iPhone 13」よりも21%も増えたとのこと。
また、シリーズにおけるProモデルの割合はiPhone13と14では全体の54%止まりだったのに対し、iPhone 15では64%にまで増加。
さらに、iPhone 15 Pro/Pro Maxは9月時点でシリーズ全体での割合が65%だったにもかかわらず、10月には71%まで拡大しており、非常に好調であることがわかります。
全モデルがUSB Type-Cになり、無印ではDynamic Islandの追加や背面カメラの刷新、Proモデルはチタンボディに変わり世界最高性能の「Apple A17 Pro」を搭載するなど大きく変化のあったiPhone 15シリーズ。
Appleにとって最大の市場である中国では販売不振が取りざたされていましたが、今年の第3四半期決算ではiPhoneの売上が前年比3%増の438億ドルを記録するなど、意に介さずに済むほどユーザーの心を揺さぶることに成功したようです。
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