「motorola razr 40s」深掘りレビュー、9840円の折りたたみスマホでベンチマークや夜景撮影、作業しながらYouTube視聴や自撮りなどいろいろ試してみた



12月8日(金)からソフトバンク独占で販売される縦型折りたたみスマホ「motorola razr 40s」を発売前に触ることができたため、さまざまな場所に持ち歩いて便利な点や通常のスマホと違う特徴など、使い心地を実感してきました。詳細は以下から。

◆本体の機能をチェック
まずは基本性能のおさらい。motorola razr 40sは10億を超える広色域を実現するHDR10+や144Hz表示に対応した6.9インチフルHD+(1080×2640)有機ELディスプレイを備えています。


「Snapdragon 7 Gen 1」プロセッサと8GB RAM/256GB ROMを搭載で、AnTuTuベンチマークスコアを計測したところ約65万を記録。動作で特に引っかかることはなく、ゲームも快適に遊べます。


171×74×7.4mmの本体はガラケーのように折りたため、手の平や胸ポケットの中にすっぽり収まる大きさに。背面のアウトディスプレイは1.5インチで、折りたたんだままでも時計や天気、クイック設定や電話の着信まで行えます。


◆夜景を撮影してきた
motorola razr 40sの背面カメラは、光学式手ぶれ補正機能付きの6400万画素と1300万画素超広角+マクロの2眼構成。


4つの画素を1つの大きな画素として扱うことで暗所でもキレイに撮れる「クアッドピクセル」対応のカメラを、夜間撮影で実際に試してみました。

なお、基本的にカメラの設定には手を加えずオート設定にし、フラッシュもオフで撮影。どの写真もメインカメラ、超広角という順番です。

1.上野恩賜公園から見えるタワーマンション
やってきたのは不忍池がある上野恩賜公園。周りにそびえるタワーマンションを撮影してみました。

夜にもかかわらずマンションやビルが明るく見え、周囲のオブジェクトや遠くに見える銀杏の木や空模様もはっきり写っています。池の水面に映り込む街明かりも美しく撮れています。


1300万画素の超広角は、メインカメラと比べるとさすがにやや心許ない感じ。よく見るとビルの輪郭などもおぼろげになってしまっています。


2.上野恩賜公園・弁天堂
ここは不忍池の中央にある弁天堂。輝く光源と暗い部分のコントラスト差がどう映るかがポイントかもしれません。

撮影してみると、左右両端にある電灯の輝きに引っぱられたのか、全体的にやや暗くなってしまいました。


一方で超広角は全体的に明るく、コントラストも良好。ただし遠くにある絵馬などのディティールは少し厳しそうな印象でした。


3.上野駅周辺
最後は上野駅前。やや薄暗い街とまぶしい街灯の差、夜空などがどう撮れるかに注目です。

下側のテールライトや奥にある繁華街の街明かり、建物のディティールに晴れた夜空のうっすらとしたグラデーションなど、良く撮れている感じがします。


そしてこちらは超広角。やはり解像度ではメインカメラに叶わないものの、よくまとまった感じに仕上がっています。


場所によって向き不向きがあるものの、思った以上に健闘しているように思えました。

・夜景を動画でも撮ってみた
なお、動画も撮ってみたところはこんな感じ。残念ながら動画には夜景モードは搭載されておらず、暗くなってしまいました。


◆縦型折りたたみスマホの使い道4選
motorola razr 40sを使って分かったのは、「縦折りできる」という特長を生かしたインターフェースに最適化され、想像以上に使いやすいということ。

そこで、折りたたみスマホだからこそできる使い方を4つまとめてみました。

1.動画視聴
「YouTube」アプリはmotorola razr 40sに最適化されており、動画を選択してから画面を折り曲げると、上側は動画、下側は再生や秒送り・秒戻しのできるコントロール画面に分割されます。


もちろん通常のスマホのように画面を開いて横向きで再生することもできますが、スタンドやスマホリングなどを用意せずにテーブルに置けるというのは大きな利点。

立体音響技術「ドルビーアトモス」対応ステレオスピーカーを生かして、作業をしながら気軽に音楽を再生したり、動画を流し見したりできます。


2.画面分割
Androidの「画面分割」機能をより便利に使えるのも縦折りスマホならでは。タスク管理メニューから「上に分割」を選択すると……


上で動画を再生しながら、下でSNSやブラウジングなどを楽しめます。画面の角度も自在で置いたスマホをのぞき込む必要もないので、いわゆる「スマホ首」(ストレートネック)も予防できるかもしれません。


3.スマホを開かずに時計を確認
「折りたたみスマホなんだから当たり前だろ!」と思うなかれ。そもそもスマホを開けばSNSや動画アプリ、ニュースなどなにかと誘惑が多いもの。


物事に集中したい場合、時計やカレンダー、天気など最低限の機能だけを表示できるのはとても便利で、デジタルデトックスの効果もあります。


さらに、のぞき込むのも面倒という場合には立て掛けてアウトディスプレイを表示することで、置き時計のようにも使えます。


4.アウトディスプレイで高解像度の自撮り
手をカメラにかざすと数秒後にシャターを切ってくれる「手のひらシャッター」機能もあるため、置ける場所さえあれば友人や家族との撮影がハンズフリーで楽しめます。


アウトディスプレイで画を確認しつつ、性能のいい背面カメラを使えるのは非常に便利。自撮りで特に輝く機能です。


そのまま設置したり、立て掛けて撮ることも自由自在。どこでも標準や超広角など自由な画角で撮影することができるので、旅行などでは通常のスマホより重宝しそうです。


6.9インチの大画面折りたたみ有機ELディスプレイと十分な性能を備え、アウトディスプレイや自立させての操作など縦折り型を生かした機能も充実しているmotorola razr 40s。

ソフトバンクではなんと初日から実質9840円で提供される上に最大2万、最低でも3000のPayPayポイントが当たる「motorola razr 40s ガチャキャンペーン」も実施されます。


安く使うには2年後に返却する必要こそあるものの、競合のGalaxy Z Flip5よりはるかに安く済むのは「試してみたいけど高くて手が出なかった」というユーザーも多いと思われる折りたたみスマホにおいて、かなり大きなメリットです。

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