スマホやスマートスピーカー、スマートディスプレイなどを通じて、メッセージの送信から家具の操作までハンズフリーで行える「Googleアシスタント」。
その内容が突然変更されると告知され、波紋が広がっています。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、Googleは2月26日から、「Googleアシスタント」の一部機能を削除するそうです。
削除されるのは以下の17機能で、多岐に及びますが、音声での操作やスマートディスプレイでの表示などが中心です。
1. スマートディスプレイとスピーカーでのストップウォッチの管理
2. 音声でメールやビデオ、音声メッセージの送信
3. Googleアシスタント対応デバイスでの「メディアアラーム」「音楽アラーム」「ラジオアラーム」の設定または使用
4. 音声でデバイスに電話、もしくはGoogleファミリーグループや自宅のデバイスにメッセージをブロードキャスト
5. Googleカレンダーのイベントを音声で再スケジュール
6. Google Playブックスの「オーディオブック」を声で再生および制御
7. スマートディスプレイ用のレシピ機能「My Cookbook」の管理、レシピの転送、レシピ動画の再生、レシピの順番表示
8. Googleマップで「Googleアシスタント(運転モード)」を使い、メッセージ読み上げと送信、通話、メディアの操作
9. チャイム機能「ファミリーベル」アプリでアナウンスをスケジュール、またはスケジュールされていたアナウンスの確認
10. 瞑想アプリ「Calm」を使った瞑想
11. 音声でのスマートウォッチ「Fitbit Sense」および「Fitbit Versa 3」のアクティビティ管理
12. サードパーティ製のスマートクロックでの睡眠概要の表示
13. スピーカーやスマートディスプレイから発信された通話への発信者番号表示
14. 通勤時間の推定をスマートディスプレイで表示
15. 音声で旅の日程を確認
16. 連絡先に関する情報を確認
17. 音声で支払いの送金、予約、SNSへの投稿など、特定のアクションを実行
これに加えて、検索バーまたはGoogleアプリからマイクアイコンを押すことでGoogleアシスタントを操作することもできなくなり、以降はGoogleの音声検索にすべて切り替わるとのこと。
Googleはこれらの機能を削除する理由について「十分に活用されていないため」「品質と信頼性を重視するため」としています。
これに対して、海外掲示板「Reddit」のスレッドでは不満が続出。
あるユーザーは「Googleアシスタントと音声検索が分けられてしまったので、別の方法でGoogleアシスタントを使う必要がある」とコメント。
また音声による操作がメインのスマートディスプレイやスピーカーなどのユーザーは、ストップウォッチやメディアを使ったアラームが使えなくなったと困惑が広がっています。
さらに、Google検索バーのマイクアイコンからアシスタントが操作できなくなったことによる不満も噴出。
「赤ちゃんが眠っているときに『OK Google』と叫びたくないため、ボタンは重宝していたのに」「ホーム画面からリマインダー設定や消灯などが便利だった」など多くのコメントが寄せられる事態になっています。
機能が削除されることについて、Googleは公式ブログで「『OK Google、フィードバックを送信して』と言うとコメントを送信できます」と説明。
Googleアシスタントへの意見を送るためにGoogleアシスタントを使うという奇妙な状況になっていることも、ユーザーの疑問を強めているようです。
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