新構造を採用したことで発熱を抑えて長寿命を実現するだけでなく、さらなる急速充電対応や大きさそのまま容量アップなど、さまざまなメリットを得られる「積層型バッテリー」。
スマホへの搭載に向けて各社がしのぎを削る中、大手がいきなり脱落しました。詳細は以下から。
Galaxyシリーズを中心に最新スマホのリーク情報を提供するSawyer Galox氏によると、「Galaxy S25 Ultra」のバッテリーはS21 Ultraから変わらない45W急速充電に対応した5000mAhのものとなるそうです。
Samsungは今までGalaxy S25 Ultraへの積層型バッテリー採用に向けて研究開発を続けてきましたが、製造コストを引き下げる必要が生まれたため見送るとのこと。
そのため今年発売の「iPhone 16」に採用するとみられるAppleに先を越されてしまう上、第1弾は2026年発売の「Galaxy S26 Ultra」になってしまうわけです。
突然のコストカットで変わりばえしなくなってしまったGalaxy S25 Ultraのバッテリーや充電速度。
背景として一部地域向けモデルに搭載されるクアルコムの最新プロセッサ「Snapdragon 8 Gen 4」が同社初となる独自開発コアを用いるだけでなく、最先端の3nmプロセスで製造されるため、従来より非常に高価になってしまうことが挙げられます。
本体価格高騰を避けるためとはいえ、お金に糸目を付けない層が買う機種であることを踏まえると、少し残念な気がしなくもないGalaxy S25 Ultraの積層型バッテリー見送り。iPhone 16と明確な差が付いてしまう可能性はあるのでしょうか……?
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