有史以来、生まれては消えていった「iPhoneのパチモノ」に新たな1ページが加わりました。
かなりの作り込みを実現しているものの、いろいろお察しです。詳細は以下から。
これが今回ZTEが南米向けに発表した「Axon 60」。どう見ても『念願のiPhone 15 Pro Maxを手に入れた女の子』の絵面ですが……
これはれっきとした最新Androidスマホで、6.72インチフルHD+(2400×1080)液晶にUnisoc T616、6GB RAM/256GB ROM、5000万画素カメラ、5000mAhバッテリーを備えたエントリーモデルです。
Dynamic Islandライクな表示までできてしまうため、全体的なデザインと相まってかなりパチモノ度は高め。肝心のお値段は200ドル強と、オリジナルの6分の1ほどで済んでしまいますが、世界初の3nmプロセスで製造された「Apple A17 Pro」の処理能力には到底及びません。
これだけだと『ただのパチモノ』ですが、ここで見ておきたいのが180ドルを切る「Axon 60 Lite」の存在。ディスプレイも6.6インチHD+(1612×720)と全く大したことはありませんが、本家iPhone 15を上回る90Hz表示を実現しています。
「二束三文で売られている画面解像度も低いパチモノにリフレッシュレート(=画面表示の滑らかさ)で本家が負ける」
という、あまり笑えない結果となってしまったAxon 60シリーズ。Proと無印を差別化したいAppleの戦略が招いた皮肉と言えそうな気がしてなりません。
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