世界最高性能「Exynos 2500」いよいよ3nmプロセスで量産か、サムスン最大の弱点「歩留まり(=良品率)」向上が鍵に



Snapdragon 8 Gen 4を超えるとされる自社開発プロセッサの製造に向けて、いよいよ本格的に動き始めたようです。詳細は以下から。

Samsungと提携してエレクトロニクス設計の自動化を手がけているSynopsysのプレスリリースによると、両社は3nmプロセスを用いた主力モバイルプロセッサ量産の最終段階にこぎつけたそうです。

Samsungは3nmプロセスにおいて製造プロセスの微細化によって発生するリーク電流の問題などを改善した「GAA(Gate-All-Around)」トランジスタ構造を世界で初めて導入していますが、300MHz高いパフォーマンスや消費電力の10%削減に成功したとのこと。

「より低い消費電力で高い性能を得ることができた」としており、生成AI機能を備えた新世代のプロセッサを実現できるとしています。

次世代プロセッサ「Exynos 2500」がクアルコムの「Snapdragon 8 Gen 4」を処理能力とエネルギー効率の両方で上回ると報じられる中で、量産への道筋が見え始めたSamsungの3nmプロセス。

4nmプロセスで「不良品率65%」を経験した同社だけに楽観視できない部分はあるものの、現在のTSMC一強を覆すことができればプロセッサの値下がりにも寄与するだけに、続報が待たれます。

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