「Xperia 1 VI」カメラ実機レビュー、3.5～7.1倍の自由すぎる光学可変ズームや最短撮影距離4cmのテレマクロ、AI活用の高精度なAFに暗所でもキレイな撮影など盛り沢山に

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数々の強化が施された「Xperia 1 VI」の中でも大きな変化があった、カメラ機能各種の実機を用いたレビューをお届けします。詳細は以下から。

◆あまりにもフリーダムな光学可変ズーム
まずは発表動画で驚いたユーザーも多いかと思われる光学可変ズーム。なんと3.5～7.1倍の間で自由に動かすことができます。

スタッフによるレクチャーの様子。16、24、48、そして85～170mmをスマホでカバーするという離れ業を実現しました。

画面はこんな感じ。光学ズームのため、もちろん7.1の高倍率でも美麗な写真を撮ることができます。

実際に動かしている動画。3.5～7.1倍を離れるとデジタルズームに移行しているのがわかりますが、やはり光学の範囲では画質が段違いです。

少し慣れれば撮影に疎いユーザーでも幅広い場面でピッタリの構図を簡単に撮れてしまえそうな、非常に可能性を感じる機能でした。

◆暗所でも撮影の幅がさらに広がる
続いて暗所撮影。前機種「Xperia 1 V」から続投の2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」が本領を発揮します。

こちらは説明の様子。過度に誇張しすぎない、自然な色再現にこだわっているとのことです。

実際に撮影を行ったところ。これだけ暗い場所にもかかわらず……

ここまで明るく美しい写真を撮ることができてしまいました。

撮影している画面をキャプチャーしたところ。ついでにズームをぐりぐり動かす様子も収めたので是非ご確認ください。

Exmor Tセンサーのメインカメラ（1倍、2倍）による写真が美麗なのはもちろん、3.5～7.1倍でもそれなりのものは撮れるため、より状況を問わず撮影を楽しめるようになったと言えそうです。

◆今までにない接写が可能で豊かなボケ感を楽しめるテレマクロ
テレマクロ撮影は85～170mm可変の望遠ズームを利用したもの。被写体が4cmも離れていれば写真を撮ることができる、今までにない撮影機能です。

説明の様子。やや離れた位置であってもズームを調整できるため小さな昆虫なども撮りやすいほか、遠くから撮れるため影を気にせずに食べ物の接写を撮る、といった使い方もできます

もはや一眼カメラかのような実機の操作画面はこんな感じ。かなり広い範囲でズームできるのはやはり便利そうでした。

実際に撮れた写真は以下の通り。ほかのスマホでは絶対にできない撮影が楽しめます。

◆カメラアプリも刷新され、AIをフル活用した補助機能も
Xperia 1 VIはカメラアプリも進化。プロ、一般問わず意見を募り、より使いやすいUIを目指したそうです。

AIを用いた補助機能も複数ありますが、目玉は被写体の姿勢を推定することで素早く正確にAFを行う技術。

特に動き回る子どもや、スポーツ観戦で録画をしたいときに大いに役立ちそうです。

◆Xperia 1 VI
ディスプレイ：120Hz表示対応6.5インチフルHD+（2340×1080）有機EL
CPU：Snapdragon 8 Gen 3
RAM/ROM：12GB/256GB（キャリア版、SIMフリー）、12GB/512GB（SIMフリー限定）、16GB/512GB（SIMフリー限定）
背面カメラ：1200万画素超広角（16mm、F値2.2）、4800万画素広角（24mmないし48mm、F値1.9）、1200万画素望遠（85-170mm、F値2.3-3.5）、ZEISS Tコーティング
カメラセンサー：1/1.35型センサー、2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」
バッテリー容量：5000mAh
スピーカー：フルステージステレオスピーカー
オーディオ：3.5mmイヤホンジャック、ハイレゾ、LDAC、LEオーディオ
サイズ：74mm×162mm×8.2mm、192g
通信：Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3
その他：タッチサンプリングレート240Hz、microSDXC対応（最大1.5TB）

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