【カメラ性能】「Xiaomi 13T Pro」夜景や逆光、動画などをiPhone 15 Pro Max、Xperia 1 V、Galaxy S23 Ultra、AQUOS R8 proと撮り比べてみた



いよいよ本日ソフトバンクから発売された最新スマホ「Xiaomi 13T Pro」。

そのカメラの実力を測るべく、2023年に発売された猛者たちと比較してみました。忖度一切無しの直球勝負です。詳細は以下から。

◆フラッグシップスマホ5機種そろい踏み
今回比較に用いたのは、Xiaomi 13 TPro、iPhone 15 Pro、Xperia 1 V、Galaxy S23 Ultra、そしてAQUOS R8 proの5機種。


カメラのざっくりとした説明は以下の通りです。

・Xiaomi 13T Pro
1/1.28インチ大型センサー採用の5000万画素メイン(24mm、F値1.9)、1200万画素超広角(15mm、F値2.2)、5000万画素望遠(光学2倍、50mm、F値1.9)

・iPhone 15 Pro
4800万画素広角、1200万画素超広角、1200万画素望遠(光学5倍)

・Xperia 1 V
2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」搭載の4800万画素広角(24mm/F値1.9)、1200万画素超広角(16mm/F値2.2)、1200万画素望遠(85-125mm/F値2.3-2.8、光学3.5~5.2倍)

・Galaxy S23 Ultra
「ISOCELL HP2」搭載の2億画素メイン(F値1.7)、1200万画素超広角(F値2.2)、1000万画素望遠(光学3倍/F値2.4)、1000万画素望遠(光学10倍/F値4.9)

・AQUOS R8 pro
1インチ4700万画素広角(F値1.9/焦点距離19mm)、標準モードは0.7倍広角のクロップズーム

◆日中の風景を撮り比べてみた
実際に撮影してみた写真は以下。基本的にカメラの設定には手を加えず、あくまで「オート」で撮影。標準、超広角、低倍率ズーム、高倍率ズーム……と順番に切り替えて撮影したものを比較しました。

※サムネイル画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

<上野恩賜公園(不忍池)>
やってきたのは上野恩賜公園にある不忍池。撮影時期は12月初旬で、秋から冬にかけて葉が茶色くなった蓮が一面生い茂った池の風景や、自然と空とのバランスがどのように撮影されるのかがポイントです。

・標準
いずれの写真もXiaomi 13T Pro、iPhone 15 Pro Max、Xperia 1 V、Galaxy S23 Ultra、そしてAQUOS R8 proの順番です。




Xiaomi 13T Proは全体的にかなり明るく、5機種のなかでは色味の鮮やかなGalaxy S23 Ultraよりさらにさわやかな印象を受けます。

・超広角
ひとくちに「超広角」と言っても、iPhone 15 Pro Maxは0.5倍、Xiaomi 13T ProとGalaxy S23 Ultraは0.6倍、、Xperia 1 VとAQUOS R8 proは0.7倍と各社で差があります。




・ズーム
Xiaomi 13T Proは光学2倍、iPhone 15 Pro Maxは光学5倍、Xperia 1 Vは可変光学ズームの下限となる光学3.5倍、Galaxy S23 Ultraは光学3倍ズームカメラを備えています。なおAQUOS R8 proはデジタルズームのみ搭載のため今回は除外しました。



標準、超広角、ズームのいずれもXiaomi 13T Proは全体的に明るく、青空が映えるような色彩になっていることが分かります。

<上野恩賜公園(逆光)>
続いて明暗差が大きく、明るさ調整の難しい逆光での撮影。どうしても暗くなってしまう被写体をどの程度バランス良く撮れるかがポイントでしょうか。

・標準
なんとiPhone 15 ProやXperia 1 Vなどではどうしても全体的に暗く映ってしまうところを、Xiaomi 13T Proでは自然な色合いで映せています。素直にこれはすごい。




・超広角




・ズーム
ズームでは各社倍率が違うため比較は難しいですが、Xiaomi 13T ProやGalaxy S23 Ultraでは空の青さが犠牲になっていません。



<上野恩賜公園(ビル、仏閣)>
・標準
日も陰りはじめ、半逆光気味の建物や寺社仏閣、枯れた蓮の浮かぶ池などが一度に望める場所で撮影。空の青さが薄ぼんやりすることなく風景をきれいに撮影できました。




・超広角
太陽が一緒に写ってしまう超広角での撮影でもXiaomi 13T Proは色合いがくすむことなく、バランスの良絵作りができている感じ。




・ズーム
ズーム性能はさすがに一歩及ばず、夕暮れ時のエモい絵作りではXperia 1 Vが相変わらず一歩抜きん出ている印象です。



◆手ブレ補正比較動画(昼編)
手ブレ補正の性能を確かめるため、日中にそれぞれの機種を構えながら歩いてみました。

Xiaomi 13T Pro、iPhone 15 Pro Max、Xperia 1 V、Galaxy S23 Ultra、AQUOS R8 proの順番です。


◆夜景も撮りまくってみた
続けて、夜景を撮影して競合スマホと比較してみました。日中と同様にカメラの設定には手を加えず、標準、超広角、望遠(光学ズームのみ)で撮影。「カメラの暗所撮影性能を試す」という主旨から、フラッシュおよびモバイルライトはオフにしてあります。

<上野恩賜公園(弁天道)>
不忍池の中にある人工島「弁天島」の中にある弁天堂。提灯などで明るくライトアップされ、周囲の風景との明暗差をどのように映せるかがポイントです。

・標準
5台の中で比較すると、Xiaomi 13T Proは明るすぎも暗すぎもせず、やや落ち着いた印象。Galaxy S23 Ultraに近い感じでしょうか。Xperia 1 Vは暗すぎ、AQUOS R8 proは逆に明るすぎます。




・超広角
超広角ではXiaomi 13T Proは全体的にパッと明るく撮影できました。どのカメラもいい雰囲気ですが、AQUOS R8 proは奥にある電灯の色に引っぱられたのか、黄色がかっています。




・ズーム



<上野恩賜公園(タワーマンション)>
ビルの窓から漏れる明かりと雲の出てきた夜空、周りにある自然やオブジェクト、池に映り込む光などがどう撮れるかがポイントです。

・標準




・超広角




・ズーム



<上野駅周辺>
続いて上野駅前。やや薄暗い街とまぶしい街灯の差、夜空などがどう撮れるかに注目です。

・標準




・超広角




・ズーム



<おまけ:東京スカイツリー>
最後に、主旨とは外れますが上野駅から見えた東京スカイツリーを各スマホ最大倍率の光学ズームで撮影してみました。

Xiaomi 13T Proは2倍、iPhone 15 Pro Maxは5倍、Xperia 1 Vは5.2倍、さらにGalaxy S23 Ultraは10倍ズームなのでさすがの迫力に。なおAQUOS R8 proはデジタルズームのみ搭載のため1倍での撮影です。




◆手ブレ補正比較動画(夜景編)
また、夜景撮影性能を動画でも検証してみました。手ブレ補正や暗所での性能を一目で比べることができます。

Xiaomi 13T Pro、iPhone 15 Pro Max、Xperia 1 V、Galaxy S23 Ultra、AQUOS R8 proの順番です。


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