スマホメーカーとしてはやや後発だったにもかかわらず、十分な性能に高画質なカメラ、作り込まれたインターフェース、そして手ごろな価格を武器にSamsungやAppleと肩を並べるまでに成長し、中国のみならず世界シェア1位に躍り出たこともあったHuawei。
アメリカの過酷な制裁によってその勢いは打ち消されてしまっていましたが、ようやく王座に返り咲けたようです。詳細は以下から。
調査会社「Canalys」のレポートによると、中国のスマホ市場が2年ぶりに回復し、出荷台数が6770万台に達したそうです。
非常に興味深いのがHuaweiが13四半期ぶりにトップに返り咲いた点。なんと競合各社をごぼう抜きして1位に躍り出た一方で、Appleが前四半期比で最もシェアを落とす「一人負け」状態となっています。
Huawei:1170万台(10%→17%)
OPPO:1090万台(19%→16%)
HONOR:1060万台(14%→16%)
vivo:1030万台(17%→15%)
Apple:1000万台(20%→15%)
政府機関など職員に対し他国製スマホの持ち込みが禁じられたことも影響しているとみられるAppleの低迷。
同じく政府の働きかけで、匿名性の高い「Telegram」等のメッセージアプリをApp Storeで配信できなくなるなど逆風が続いていますが、中国はApple製品の一大消費地であっただけに巻き返せるのかどうかに注目が集まります。
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