【圏外ゼロ】KDDIがStarlink衛星とスマホの直接通信に成功、被災地や山岳、離島での活用に期待大

山岳や離島など、インフラが整備されていない場所でも通信を可能にするものの、従来では専用のアンテナが必要だった衛星通信サービス「Starlink」。

スマホとの直接通信サービス提供は2024年内を目標に掲げられていましたが、このたび予定通りKDDIが実証実験に成功しました。詳細は以下から。

KDDIのプレスリリースによると、同社は23日にStarlink衛星とauスマホとの直接通信サービスの実証実験に成功したそうです。

実証は沖縄県久米島の実験環境で行われ、圏外状況にあるauスマホが地球低軌道に位置するStarlink衛星と特別な機器無しで直接通信し、SMSの送受信を実現できたとのこと。

今月にアメリカで衛星通信に関する免許の発行を受けたKDDIと、Starlinkを提供する「スペースX」社は今後、SMSのみならず音声通話やデータ通信にも順次対応予定。

今までどの国内通信事業者でも通信サービスの提供が困難だった山間部や島しょ部を含む日本全土にauのエリアを拡張し、『「空が見えれば、どこでもつながる」体験を実現していく』としています。

なお、Starlink衛星とスマホの直接通信サービス「Starlink Direct to Cell」は、実際にアメリカのハリケーン被災地で試験的に活用されるなど、災害支援にも役立つもの。

便利なだけでなく命を守ることにもつながるため、正式リリース開始には大きな期待が集まっています。

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