【追記あり】サムスン『1nm半導体』着手へ、TSMCやラピダスに先駆けるべく専門チーム立ち上げ


最先端半導体の開発において、TSMCの後塵を拝し続けているSamsungが、逆転のために大きな一手を打ち出しました。詳細は以下から。

◆SamsungがTSMCに先駆けて1nm専門チーム結成
韓国の経済誌「ソウル経済新聞」の報道によると、Samsungが1nm半導体の開発に着手したそうです。

実現のためにSamsungは現状最先端の2nmプロセス半導体などにかかわっていた研究員の一部も駆り出し、専門のプロジェクトチームを結成したとのこと。

なお、SamsungとTSMCが計画する最先端半導体の量産時期は以下の通り。Samsungの1nm量産は2029年以降になり、1.6nmはスキップするものとみられています。

・Samsung
2nm→2025年
1.4nm→2027年
1.0nm→2029年

・TSMC
2nm→2025年
1.6nm→2026年
1.4nm→2027年

◆激しく争うトップ2社にラピダスは割って入れるのか
1nmプロセスの早期開発が実現すれば最先端半導体において常に水を開けられているTSMCに対し、ついに優位性を得られることになるSamsung。

一方で気になるのが、2027年に2nm半導体の量産計画を掲げるラピダスの動向。

TSMCの2nm半導体は去年時点で80%以上の歩留まり(=良品率)を実現していますが、ラピダスは試作がようやく始まったばかりな上に「最初は歩留まり10%に届けばいい方」とみられており、全く楽観視できない状況です。

加えて2027年にはTSMCどころかSamsungも1.4nm半導体の量産を計画しているわけですが、本当に戦いになるのでしょうか……?

・追記
2nm半導体に関してもSamsungに動きがありました。以下の記事から確認できます。

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