Xiaomiが独自開発したSnapdragon 8 Eliteと並ぶ処理能力のプロセッサ「XRING 01」が世間を震撼させる中、Lenovoまで独自プロセッサを手がけていることが明らかになりました。詳細は以下から。
◆Lenovoも高性能プロセッサを開発中
まず見てもらいたいのがベンチマークアプリ「Geekbench 6」公式ページで確認されたLenovo新型タブレットYoga Pad Pro 14.5とみられる「TB571FU」のスコア。
搭載されているのは「SS1101」と呼ばれる独自開発プロセッサで、シングルコア2014、マルチコアは6763です。
3.29GHz×2、2.83GHz×3、1.90GHz×2、1.71GHz×3の10コア構成。実装されているメモリ容量からも、ハイエンドモデルに位置付けられていることが分かります。
◆1世代前のハイエンドSnapdragonに匹敵する処理能力
なお、SS1101のスコアはBuzzap!編集部で測定したXiaomiのSnapdragon 8 Gen 3搭載スマホ「POCO F7 Pro(中央)」とほぼ同じ。
非常に確度の高いリーク情報を提供することで知られるDigital Chat Station(DCS)氏によると『おそらく5nmプロセス製造』とのことですが、4nmプロセスで製造されたプロセッサに匹敵するパフォーマンスを実現しています。
HuaweiやGoogle、そしてXiaomiに続く形で独自プロセッサの実用化にこぎ着けつつあるLenovo。
モトローラやFCNT(元富士通の携帯電話部門)、はてはThinkPadブランドまで掌中に収める同社だけに「スケールメリットを生かして製造コストを引き下げる」といった展開が期待できそうです。
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