地球温暖化はこの10年は一時停止しているが、止まったわけではないとの学説

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20世紀に盛んに叫ばれた地球温暖化。この10年以上気温の上昇はほぼ止まっていますが、これは一時停止でしかないとの警告が出されています。

イギリス気象庁の発表によると、1998年から2012年にかけての世界の気温は0.04度しか上昇しておらず、1970年から1998年の間に0.17度上昇したことを考えると止まっているように見えますが、実はこれは一時停止でしかありません。

近年の測定によると、温暖化によって上昇した気温は海水に吸収されてた後に海の大規模な海水の循環により、深海に運ばれて一時的に見えない状態になっているのだとのこと。さらには太陽活動の低下や火山噴火によって大気中に放出された微粒子が太陽光を遮ることなども、温暖化を鈍らせる役割を果たしているといいます。

ですが、科学者たちの見解ではこれは長期的な気候モデルの中では既に予言されていた出来事であり、1世紀に2度ほど起こり得る現象です。ただしこのモデルでは、まさに今現在起こっている温暖化の一時停止の理由については正確には語れません。

問題は、これが一時停止であるとすれば再び温暖化が再開されること。50年単位で見れば再び急激に気温が上昇する時期が発生しうるとレディング大学のRichard Allan博士は警告します。

この10年の温暖化の一時停止によって、産業革命前から比べて2度の気温上昇に至るのは2060年頃と言われていましたが、現在と同様の温室効果ガスの排出を続けたとして、5年か10年遅れることになりそうだということです。

日本では原発事故以降あまり聞かなくなった地球温暖化問題。以前BUZZAP!では地球は今後寒冷化に向かうかもしれないという記事を掲載しましたが、やはり現時点ではまだどちらに向かうのか、そして人類の排出する温室効果ガスがどれほどの影響を与えているのかはまだはっきりとは言えなそうです。

Global warming has ‘paused’ because of natural causes but will continue to rise, warn scientists Mail Online

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