【悲報】「Pixel 8a」8万円台に、まさかの30%値上げでGalaxy S23 FEにコスパや低発熱で完敗へ



無印やProと同じ最新プロセッサ搭載で、手ごろな値段と高い性能を両立させてきた「廉価版Pixel」ことPixel aシリーズ。

競合他社の追随を許さない圧倒的なコストパフォーマンスは「覇権格安スマホ」と呼ぶにふさわしく、多くの人を魅了してきましたが、今年は事情が変わりそうです。詳細は以下から。

◆大幅値上げの「Pixel 8a」、割安感が一気に薄れるおそれ
海外メディアの独占報道によると、5月14日のGoogle I/Oカンファレンスで発表される見通しの「Pixel 8a」のカナダでの販売価格が流出したそうです。

Pixel 8aは128GBおよび256GBの2モデル展開で、128GB版の価格は708.99カナダドルとのこと。つまりPixel 7aより20%近く値上がりすることになります。

ちなみに日本市場では急速に進んだ円安を受けて昨年11月にPixel 7aが6万2700円から6万9300円へと値上がり。今回の報道や円安がさらに進みつつあることを踏まえるとPixel 8aは最低でも8万2000円程度になる見通しです。

3月に流出したヨーロッパでの価格を元にした試算とも一致するため、既定路線と考えるほかないPixel 8aの価格設定。

廉価版初となる120Hz表示の6.1インチ有機ELディスプレイや処理能力が大きく向上したTensor G3を備えるもののPixel 7a発売当時と比べて30%、実に2万円もの値上げとなるだけに、今までのような圧倒的といえるほどの割安感は期待できそうにありません。

◆廉価版「Galaxy S23 FE」にコスパで勝てない可能性も
そして仮に8万2000円に値上がりした場合、見逃せなくなってくるのが2月にauが発売した「Galaxy S23 FE」。

120Hz表示の6.4インチディスプレイやズームも付いた3眼カメラでPixel 8aを明確に上回るにもかかわらず本体価格は8万8000円と、ほとんど変わりません。


特筆すべきが「発熱問題を引き起こしたSnapdragon 8 Gen 1搭載にもかかわらず、Galaxy S23並みに低発熱」という点。


一方でPixel 8aのプロセッサはコストカット目的で新技術の採用を一部見送った「劣化版Tensor G3」となるため、Pixel 8やPixel 8 Proよりも発熱しやすくなっています。

「画面が大きくて見やすい」などスマホ初心者でも分かりやすいアドバンテージもあることから、Pixel 8aの強力なライバルとなる可能性が出てきたGalaxy S23 FE。

Pixel aシリーズ最大の武器だった価格競争力が大きく削がれたことで、今後はメーカー各社が高性能・低価格に注力した廉価版ハイエンドスマホでしのぎを削ることになるのでしょうか。

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