密封されたままで40年以上生き続ける、外界と途絶した瓶詰めの自給自足生態系

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地球と同じような独立した生態系を作る。人類の大きな夢のひとつですが、とあるおじいちゃんは40年にも渡って密封されたまま生き続ける生態系を作ってしまっていました。

人類が宇宙に進出する時、必要になるのは独立し、地球に似せた環境。90年代にはこの研究のためバイオスフィア2と呼ばれる実験施設がアメリカ合衆国アリゾナ州に建設されましたが、実験は2年で失敗に終わりました。

それだけ地球に似せた環境を保ち続けるのは大変なこと。ですが80歳になるおじいちゃん、David Latimerさんはシンプルながら40年以上密封したままで生き続けるミニ地球とも呼べる生態系を作り上げていました。

Latimerさんが巨大な瓶詰めの生態系を最初に作ったのはなんと54年も前の1960年のイースターの日。38リットル入りの巨大な瓶に堆肥と120cc程の水、そしてムラサキツユクサの新芽を入れました。

12年後の1972年にたった1度、少し水を足すために便を開けましたが、この時以外は常に密封されて現在まで至っています。

このボトルが外界に必要とするのは地球と同様、太陽光のみ。堆肥に含まれたバクテリアが植物が光合成で生み出した酸素を呼吸して二酸化炭素へと変えて再び光合成に利用できるようにし、植物の枯葉などを食べて分解して堆肥をさらに豊かにします。

シンプルながら絶妙なバランスの元に自給自足で生き続ける生態系。地球環境を思いながら育ててみるのも楽しいかもしれません。やってみたい人は以下の動画をご参考にどうぞ。

Sprout Home Terrarium How-To in HD – YouTube

80-Year-Old Man Hasn’t Watered This Sealed Bottle Garden Since 1972 And It’s Still Alive Bored Panda

バイオスフィア実験生活―史上最大の人工閉鎖生態系での2年間 (ブルーバックス)
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