サドゥーさえも携帯電話を持つ21世紀のインド。私たち日本人がインドで携帯を持つにはどうしたらいいでしょうか?実際に話を聞いてみました。
まず、街角で買えるインドの携帯、スマフォは基本的にSIMフリーです。なので一度携帯やスマフォの端末を買ってしまえば後は世界中どこでもSIMカードを買えば通話ができるようになります。
SIMカードや端末が買えるのは街の携帯電話屋さん。商店街で普通に見つけることができます。食料品店や雑貨屋を兼ねていることも。
今回買ったのはAirtel社のプリペイドのもの。値段は400ルピー(約800円)で80ルピー(約160円)分の無料通話が付いてきます。端末と同時購入で100ルピー割引になるということ。外国人の購入にはパスポートのコピーと証明写真が1枚必要になります。通話料金は国内が1分1ルピー(約2円)、国際が1分8ルピー(約16円)。
なお、プリペイドのチャージはそれぞれの会社の看板を出している食料品店や雑貨屋などでスクラッチ式のプリペイドカードを買って特定の番号に電話してナンバーを打ち込む方式。あちこちに取扱店があるので困りません。あるお店でいくつか端末を見せてもらいました。
こちらはNOKIAの携帯、Nokia1280。1200ルピー(約2400円)ですが、壊れにくくてよいと薦められました。白黒の液晶で基本的な機能は通話とショートメールのみですが、懐中電灯にもなる辺りはさすがインドの電力事情にマッチしています。隣のSAMSUNGのGURU1200は1250ルピー(約2500円)でした。
NOKIAではカラー液晶のNokia100が1400ルピー(約2800円)、デュエルSIMカードのNokia101のが1600ルピーでした。
カメラ付きのT-series、s500iは2500ルピー(約5000円)。こちらはワンタッチで懐中電灯になります。
なお最安値は900ルピー(約1800円)で、Calvoという聞いたことのないメーカーのもの。インド人的にもこれを買うならちょっと足してNOKIAにした方が長持ちするよということでした。
別のスマフォを売っているお店を訪れてみました。こちらは箱から出すのはさすがにNG。値段は左からSAMSUNGのCHAMP Deluxe DUOSが4000ルピー(約8000円)、同じくStarII DUOSが6500ルピー(約13000円)、Sony EricsonのXperia X10に至っては28000ルピー(約56000円)です。
このように面倒な手続きもなく、非常に購入が容易となっています。日本のスマフォや携帯を海外で持ち歩くと通話料が気になりますが、こちらで買ってしまえばその心配もありません。自分へのお土産に一台買ってみるのもいいかもしれません。
【追記】
スマフォで気になるのはやはりiPhoneシリーズですが、インドでも発見しましたので情報を追記します。
まず、上記写真にあるように、iPhone4は26500ルピー(約53000円)でヴァラナシでも販売されていました。売り方としては他の携帯、スマフォと同じように、全て完全にSIMフリーのため、世界中どこでも使用可能です。
また最新のiPhone5についてはこのお店(ヴァラナシで一番大きなショッピングモールにある)では取り寄せで手に入るとのことでしたが、値段は44500ルピー(約89000円)とかなりの高額。
なお、この金額はあくまで2013年2月のヴァラナシでのもの。デリーやムンバイなどの大都市ではもっと安く入手できる可能性もありますし、より小さな街ではそもそも手に入らない可能性が高いです。物価も刻々と上昇しているため、掲載時に比べて値上がりも十分ありうるので購入を検討される際はご注意ください。
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