BUZZAP!では以前サイコミュのように無人ヘリを動かす中国の技術を紹介しましたが、アメリカでも同様の研究が進んでいます。使い方次第で医療にも軍事にも大きな変化を生み出しそうです。
ミネソタ大学の生体医用工学のBin He教授が開発したのは、脳波を使って機械を動かすブレイン・マシン・インタフェース。動画では若い学生が小型無人ヘリのクアドロコプターを操縦し、上昇、下降、転回を行い、風船で作られた輪を潜らせたりもしています。
Bin He教授によると、この技術によって脳波で義肢や車椅子を動かしたり、文章を読み上げたりするなど、障がいなどで失われた機能を補完できる可能性があるとのこと。しかも、チップを脳内に埋め込む手術など必要はなく、専用のヘッドギアを被るだけで使用可能となります。
Mind Over Mechanics - YouTube
もちろん、この技術は動画にあるクアドロコプターを始め、軍事目的にも転用可能。攻殻機動隊の「義体」が現実のものとなる可能性もあります。
越境する脳: ブレイン・マシン・インターフェースの最前線
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ミゲル・ニコレリス
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