激しく未来を感じさせる都市型超小型電気自動車、「Hiriko」がついに路上へ


電気自動車は現在も世界中の自動車メーカーがしのぎを削る分野の一つ。その中でスペイン生まれの超コンパクトな2人乗り電気自動車Hirikoの性能がかなり日本の街にぴったりなものに。開発中の話は以前からありましたが、ようやく来年路上での運用が始まるようです。


BBC - Travel - An electric folding car

hiriko - Driving mobility

「Hiriko(バスク語で「街」の意味)」は全長2.5mの2人乗りの電気自動車。スペイン、バスク自治州の企業AFIPAIDAとマサチューセッツ工科大学らとの共同開発で製作され、電気バッテリーのみで駆動するのが売りです。運転手はジョイスティック型のハンドルで車を操作。

元々小さいのですが、駐車する時にはさらに小さく折りたためます。普通の乗用車1台の空間に3台駐車可能とのこと。タイヤが360度回転するため、通常の車庫入れのような余分なスペースがいりません。

乗り降りする時は前面のガラスが開閉。このデザインだけでもたまりません。

このHiriko、まずはカーシェアリング用として使われる予定。使われる車両は管理ネットワークと接続されるため、ドライバーは自分のいる場所の近くにあるHirikoを用意に見つけることができます。

まず、2013年の春に20台のHirikoを使ったプログラムがスペインのバスク自治州で実施される予定。既にバルセロナ、ベルリン、スウェーデンのマルモが関心を示しており、香港やサンフランシスコでの展開も視野に入っているとのこと。

こちらはHirikoのプロモーション映像。プロトタイプの動きを見ることができます。

Hiriko Citycar Fahrzeug zum Falten - YouTube


実機はこちらのニュースから見ることができます(スペイン語)。道路を走行している映像はまだありません。

Hiriko el coche electrico vasco seduce en Bruselas - YouTube


日本の狭い道路や駐車場の事情を考えるとぜひとも試してみたいこのHiriko。いつか日本に登場するのが楽しみです。

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