まもなく現行モデルの後継となるタブレット端末「iPad 3(仮)」の発表を控えているのではないかと目されるAppleが、小型のiPadを試作していたことが明らかになりました。
Apple, Suppliers Test Tablet With Smaller Screen - WSJ.com
Wall Street Journal誌の報道によると、Appleは圧倒的な市場シェアを維持するために、アジアの部品メーカーと協力して小型のiPadを試作しているそうです。
これは匿名を条件に何人かの部品メーカー関係者が明かしたもので、従来のiPadシリーズが9.7インチの液晶を搭載しているのに対し、試作中の小型iPadは約8インチの画面サイズであったとのこと。
また、関係者の一人は小型iPadの液晶にはiPad 2と同様の解像度のものが搭載されており、テスト用のパネルは台湾のAUOや韓国のLGディスプレイといったメーカーが供給しているとしています。
なお、小型iPadについては昨年10月にスティーブ・ジョブズ氏が否定的なコメントを表明していますが、Amazonの「Kindle(7インチディスプレイ搭載)」やSamsungの「Galaxy Note(5.3インチディスプレイ搭載)」など、iPadのライバルとなるタブレット端末には小型モデルがラインナップされているのも事実。
Wall Street Journal誌の報道ではAppleが小型iPadを製品化しない可能性についても触れられていますが、小型モデルを模索していることが明らかになっただけだけでも、非常に興味深いことなのではないでしょうか。
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