不要なものを全て取り除き、ギターのエッセンスだけを取り出した究極にミニマルがギターが発表され、話題になっています。
このギターは1970年代にミュージシャンでミニマルアーティストのAlan Gittlerさんが作成したボディもネックもないという、常識を覆したエレキギター。
ギターを演奏するにあたって絶対不可欠な部分を残し、他のすべてを取り除くという作業を究極まで勧めた結果誕生しました。この発明はアメリカでは特許を取得し、MoMAにも展示されています。
Gitteler Guitarはこの発明を現代技術を使って蘇らせたもの。オリジナルはステンレス製ですが、こちらは航空機と同レベルのクオリティを誇る64チタン合金で作られています。
フレットは円筒状になっていて弦への接触を最小限に抑えることができ、それにより非常に鋭敏なイントネーションの表現が可能となっています。
なお、出力に関しては13ピンのコネクタで主なギターシンセに接続可能な他、コンピューターのソフトシンセ、作曲ソフトにも対応しています。
どうしてもネックがほしい人向けには取り外し式のネックも。
現在Gittler GuitarはマイクロファンディングサイトKickstarterにて出資募集中。11月14日までに80000ドル(約785万円)を目指しており、2000ドル(約20万円)以上の出資でGittler Guitarを3995ドル(約40万円)の割引価格で購入できる権利(出資分はデポジットになります)を得ることができます。
The World's First All Titanium Guitar - With No Body Or Neck by Russell Rubman Kickstarter
実際の演奏動画はこちら。
Synth Guitar Made of Titanium Must see... - YouTube
Gittler Guitar - But can it SHRED NAMM 2013 - YouTube
ギタリストからすれば手にとったことのないギターを購入するのは難しい選択かもしれませんが、チェックしてみる価値はありそうです。
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