iPhone 6sの売れ行きが予定よりも鈍く、Appleが減産に踏み切ることになりました。詳細は以下から。
日本経済新聞社の報道によると、Appleが2016年1~3月期のiPhone 6sおよびiPhone 6s Plusの生産量を当初の計画と比べて3割程度減らす見通しであることを国内外の部品メーカーが明かしたそうです。
前モデルと比較して機能面での向上が乏しかったと受け取られたことや、ドル高で新興国を中心に大幅な値上げが行われたことがiPhone 6sの販売不振を招いたと見られており、中国や日本、欧米などの各市場で流通在庫が積み上がっているのが現状。
在庫の圧縮が終われば減産は終わる見通しですが、液晶を供給するジャパンディスプレイやシャープ、LGディスプレイ、カメラセンサーを提供するソニー、TDKや京セラ、アルプス電気といった国内外の部品メーカー各社にダメージが出る可能性が懸念されています。
なお、今まで伸長が続いてきたiPhone全体の生産台数ですが、みずほ証券の中根康夫シニアアナリストは前年割れを覚悟しなければならない状況とコメントしたとのこと。
円安で一気に値上がりし、SIMフリー・キャリアモデルともに10万円を超えるモデルも相次いだiPhone 6sシリーズ。MNP優遇を政府が規制することもあって、これから先、日本国内での需要が伸びることはあまり期待できません。
単純に在庫を圧縮するだけでなく、積極的に需要を高める施策を展開しない限り、今までのようなペースで売れることは無いと思われますが、Appleはどのような手を打ってくるのでしょうか。
アップル、最新iPhone3割減産 1~3月、部品メーカーに打撃 :日本経済新聞
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