任天堂が2017年3月に発売を予定している新型ゲーム機「NX」について、興味深い情報が明らかになりました。詳細は以下から。
海外メディア「SemiAccurate」が行った考察によると、任天堂にプロセッサを供給するメーカーとして、NVIDIAが浮上してきたそうです。
これはNVIDIAの競合相手であるAMDがPS4やXbox Oneといったゲーム機へのプロセッサ供給を相次いで獲得したことによるもの。NVIDIAはPS3にGPUを供給していましたが、今世代ゲーム機では受注を獲得できていない状況が続いています。
なお、NVIDIAは任天堂に対し、非常に低価格で自社製プロセッサおよびソフトウェア、サポートなどを提供する可能性があるとされていますが、どの世代のプロセッサが採用されるのかについては明らかになっていません。
ちなみにNVIDIAは2013年に「Tegra 4」を採用したHD対応携帯ゲーム機「SHIELD」を発表。しかしソフトウェアベンダーが付いてこず、事実上頓挫した経験があります。
競合に押され、2015年にはスマホ向けプロセッサやモデムの開発から撤退するなど、旗色が決して良くないNVIDIA。
Intelすら赤字を垂れ流し続けて撤退するなど、パソコンでの強豪メーカーが苦戦を強いられているモバイル分野ですが、NVIDIAはNXのプロセッサを供給することで、失地挽回できるのでしょうか。
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