本日発売されたUQ mobile版iPhone 5sのレビューをお届けします。
「本体代金、データ通信量、無料通話がセットで月額2680円。テザリングも可」という、先行して発売されたワイモバイル版よりもランニングコストがさらに安いのが特徴ですが、決して安かろう悪かろうでは無いようです。詳細は以下から。
◆月額2000円台で使えるUQ mobile版iPhone 5s
まずはUQ mobile版iPhone 5sの料金プランをおさらい。本体代金と「イチキュッパ割」や無料通話・データ容量が最大2倍となる「W増量」、「マンスリー割」を組み合わせた月額料金は、データ通信2GB・無料通話60分の「ぴったりプラン」で月額2680円(14ヶ月目以降は3680円)になります。
ガッツリ使いたいユーザー向けに提供されるデータ6GB・無料通話120分の「ぴったりプラン たっぷりオプション」は月額3180円(同4180円)。ワイモバイル版が最安プランでも月額3434円(2年目から4514円)であることを考えると、ランニングコストの低さはかなりのものです。
◆実際に触ってみた
今回は実際にUQ mobile版iPhone 5sを触ってみることにしました。
外見はキャリア版と何一つ変わりません。
ちゃんとアンテナピクト部分が「UQ mobile」となっています。
データ残量やチャージなどにいち早くアクセスできる「UQ mobileポータルアプリ」を利用できます。
データ残量チェックや、節約モードのオン・オフが簡単にできるウィジェットも。
本体をざっと触ってみたところ。特に引っかかるわけでもなく、そこそこのレスポンスで動作してくれています。なお、OSのバージョンは最新のiOS 9.3.2です。
◆キャリアメール品質のメールを使うことも
ついランニングコストの低さに目が向いてしまうUQ mobile版iPhone 5s。他の格安スマホと違い、SMSが無料というアドバンテージもありますが、ここで見ておきたいのが月額200円で提供されるメール機能。
iPhone 5sで「@uqmobile.jp」のアドレスを使う場合の設定方法。「メッセージ」をタップし、「MMS機能を使用するにはMMSメールアドレスが必要です」というアラートをキャンセル。
「0009 0010」宛に「1234」というメッセージを送ると……
メール設定のためのURLが送られてきます。
このURLをタップすると、メール設定が可能。迷惑メールフィルターや自動転送設定もできます。
ちなみに「@uqmobile.jp」のメールアドレスは、携帯電話会社と同じ扱いのため、Gmailなどのように携帯電話の迷惑メールフィルタに弾かれずに相手に送ることが可能。つまり、キャリアメールと同じように使えるわけです。
設定したメールアドレスはコピーした上で、設定→メッセージの「MMSメールアドレス」に貼り付けておくと、先ほどのアラートが表示されなくなります。
LINEなどのチャットアプリ全盛期の今、メール機能を不要と考えるユーザーも相当数いると思われますが、一方でシニア層はいまだにメールが中心なのも事実。そのためUQ mobile版iPhone 5sは、キャリアメール相当の機能を求めるスマホ初心者やシニア層にうってつけのモデルでもあるわけです。
◆テザリングにも対応、実は特別な仕掛けを採用も
なお、今まで「au系格安SIMではiPhoneでテザリングができない」といった問題が発生していましたが、UQコミュニケーションズに問い合わせたところ、UQ mobile版iPhone 5sは特別な専用SIMを使うことで、通話やデータ通信、SMS、メールだけでなく、テザリングにも対応できたとしています。
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