NTTドコモが今年3月31日まで実証実験を行っていた、携帯電話を介して異なる言語での会話を可能にする「通訳電話サービス」について、第2回目となる試験提供を行うことを発表しました。なんと利用できる言語が10ヶ国語になったほか、モニターの規模も前回の10倍に拡大されています。
報道発表資料 : 通訳電話サービスの試験提供を拡充 | お知らせ | NTTドコモ
NTTドコモの報道発表資料によると、同社は6月1日から9月30日にかけて、第2回目となる「通訳電話サービス」の試験提供を行うそうです。
「通訳電話サービス」はドコモのネットワーククラウドを活用して音声認識、翻訳、音声合成といった複雑な処理を実施することで、携帯電話を介して異なる言語での会話を可能にしたもの。第2回目はユーザーのフィードバックを受けて」翻訳された内容を聞き取れなかった場合に再度翻訳結果を読み上げる機能」が追加されるほか、サービスを利用開始するまでの時間が短縮されています。
また、モニターを前回の10倍となる約1万人に拡大。さらに対応言語を英語・中国語・韓国語から英語・韓国語・中国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・イタリア語・タイ語・インドネシア語の10ヶ国語に拡大。利用料金は無料で、利用にあたってはFOMAまたはXi契約およびAndroid 2.2以上を搭載したスマートフォンおよびタブレット端末が必要となります。
第1回目の試験サービス提供では、ユーザーの約7割が「また利用したい」と回答するなど、なかなか好評な「通訳電話サービス」。NTTドコモは第2回目の実験を通じてさらにユーザーに意見を集める意向で、2012年度中の本格サービス提供を目指してサービス改善を行っていくとしています。
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