私たちが普段想像している世界は真実からは程遠いことがよく分かります。詳細は以下から。
この地球上に広がる私たちの世界はどんな姿をしているのでしょうか?今ではGoogle Mapを使って手元のスマートフォンからも手軽に世界地図を見ることができるようになりました。
しかし、残念ながらGoogle Mapを含めてメルカトル図法で描かれる世界地図は国々の大きさを正確に表してはおらず、私たちの頭の中に間違った「世界観」を植え付けています。
例えばあなたはグリーンランドがこの上なく広大な島であるような「印象」をどこかで持っていませんか?知識としてはもっと小さいと知っていても、植え付けられた印象は強烈で、正確なサイズ感を把握するのは簡単なことではありません。
そんな世界の国や地域の本当のサイズを知ることができる地図サイトがこちらの「THE TRUE SIZE OF...」。これまでもニュースサイトなどで紹介されてきましたが、海外のニュースを読む時、そして海外旅行に行く時にもブックマークして参照する価値のあるサイトです。
サイトの使い方は非常に簡単。まずはサイズ比較に使いたい国を左上のウィンドウに入力します。ここでは日本を選んでみます。
するとこのように国の形が縁取りされます。ダブルクリックすると色が変わっていきます。
ドラッグアンドドロップで比べたい場所に移動します。南北に動かすと見た目の大きさが変わっていきます。
左下の方位マークをドラッグして回転させると国の向きが変わります。
このように複数の国を選んで並べてみることも可能。
例えば先ほども例に出したグリーンランドは日本と比べるとこれくらいの大きさ。
ヨーロッパと重ねてみました。マドリードを大阪に併せるとリスボンは佐賀、バルセロナは銚子、パリは札幌という位置関係になります。
逆に香港を日本の関東地方に重ね合わせるとこんな感じに。
今大きな問題となっているエルサレムを東京に重ねてみると、どういったスケールで物事が起こっているのか、これまでとは違った視点で見ることができます。
仏陀の四大聖地と日本を重ね合わせてみます。仏陀が悟りを開いたブッダガヤを東京に重ねると、生誕の地であるネパールのルンビニは山形、初転法輪を行ったサールナート(ヴァラナシ郊外)は柏崎、入滅したクシナガラは福島という位置関係(方位はずれています)になります。
世界一小さなバチカン市国を皇居と比べてみると…実はJR東京駅よりも小さいことが分かります。
メルカトル図法での「世界観」の歪みが打ち砕かれるのはもちろんのこと、頭の中のイメージだけで比べていた世界の大きさの尺度ががらりと変わることになります。行ったことのある国、や行ってみたい国の大きさを比較してみると、自分の中に多くのイメージが染みついていることに気付くことができるのではないでしょうか。
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