この世界のさらにいくつもの片隅にある物語のひとつ、なのでしょうか。詳細は以下から。
オタフクソース株式会社が、新たに策定したスローガン「小さな幸せを、地球の幸せに。」をテーマとしたWEBアニメ作品「わたしの名はオオタフクコ ~小さな幸せを、地球の幸せに~」の「その1」を「お好み焼きの日」である年10月10日午前10時に公開しました。
本作品は大ヒット映画「この世界の片隅に」の製作メンバーが再結集して作られており、監督・脚本の片渕須直監督に加え、キャラクター原案はこうの史代、音楽はコトリンゴ、さらに主人公オオタフクコを演じるのは径子姉さんを演じた尾身美詞さん、アニメーションはMAPPAが制作するという念の入りようです。
主人公のオオタフクコは「長い長い時を生き続けている永遠の1028歳」という八百比丘尼を思わせるキャラクターで、顔はもちろんオタフクソースのトレードマークを思わせるオタフク顔。オタフクのお面の起源は古くアメノウズメにまで遡ります。
オオタフクコはこうの史代の連載作品の主人公とのことですが、生まれた990年が片渕監督の「マイマイ新子と千年の魔法」に登場する清少納言の時代と被ることなど、ちょっとしたリンクに心が騒ぎます。
「その1」のストーリーはオタフクソースが広島の企業なこともあり、「オオタフクコが、戦後の広島で出会った『一銭洋食(お好み焼の原型となった鉄板料理)』を通じて、時代を超え、国境を越えて、一緒に鉄板を囲んだ人たちに小さな幸せと笑顔の輪を広げていく」というもの。
思わず闇市の人混みの中にすずさんやリンさんを探してしまいそうになりますが、尾身美詞さんが「この世界の片隅に」で演じた元モガで現代的な径子姉さんとのキャラクターの違いを味わってみるのも一興です。
「その2」は11月上旬より、「その3」は12月上旬より順次公開予定とのこと。「時代を越え、国境を越えて旅するオオタフクコが描かれます」とのことですが、どんな時代のどんな国に赴くことになるのでしょうか?まさかロアナプラ…?という期待も高まってしまいます。
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