保険証や運転免許証にとどまらず、再来年にもスマホと一体化することになりました。詳細は以下から。
武田良太総務相が11月6日、閣議後記者会見で、2022年度中にマイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載できるようにするという考えを示しました。
スマホに搭載されたマイナンバーカードの利用には暗証番号を使わず、顔認証や指紋認証で本人確認できる仕組みを導入するとのこと。
政府はマイナンバーカードの普及に力を入れており、マイナポイントで最大5000円分のポイント還元を行っている他、2021年3月から健康保険証の代わりとして使えるようになります。
加えて早ければ2026年には免許証と一本化する仕組みを導入する方針も明らかにされており、カードの用途を広げて利便性をアピールしている状態。
ただし、マイナンバー自体は「絶対他人に知られてはいけない固有の番号」であり、このカードを持ち歩いて日常的に利用することには大きな抵抗のある人が多いのも確か。
またこれまでも複数回の漏洩が発生しており、管理する公的機関のセキュリティが信頼できないことも普及が足踏みする大きな原因となっています。
スマホとマイナンバーカードが一体化すれば使う上では便利かもしれませんが、これまで以上に安全性に対する心配が増えることにもなりそうです。
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