ソフトバンクがアメリカの大手携帯電話会社、スプリントを買収する意向であることが明らかになりました。
ソフトバンク、米携帯電話3位を買収へ 総額2兆円超 :日本経済新聞
日本経済新聞社の報道によると、ソフトバンクがアメリカ市場3位の携帯電話会社スプリント・ネクステルを買収する方向で協議に入ったそうです。買収総額は1.5兆円を超えるとみられ、日本企業による海外企業買収では過去最大となる可能性があるとのこと。
ソフトバンクはスプリントの買収により、スマートフォンなど端末の共同調達でコストを削減するほか、両社ともエリクソンに基地局を発注しているため、基地局のコストも低減される見込み。
ちなみにスプリントの契約者数は約5600万人で、通信ネットワークとしてはKDDIと同じ「CDMA2000」および「WiMAX」を展開。KDDIからも発売されたHTCのWiMAX対応スマートフォン「EVO」シリーズなどを扱っていたキャリアですが、WiMAXについてはLTEへシフトすることを表明済み。しかしLTE移行に必要な投資負担により、経営が悪化していたとされています。
ウィルコムは次世代PHS、イー・モバイル(イー・アクセス)はLTE……と、次世代ネットワークへの移行に必要な設備投資で経営が悪化した企業を吸収していったソフトバンクですが、スプリントは「お手ごろ」だということでしょうか。
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