GoogleアシスタントやAlexaと比べるとどうしても地味な印象だった、SiriをはじめとしたAppleのAI。
ChatGPTなどチャットボットアプリが注目を集め、Googleも既存サービスへのAI導入を発表する中、Appleもついに重い腰を上げたようです。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、Appleは独自の生成型AIチャットボットの開発に取り組んでいるそうです。
独自チャットボットは社内の一部エンジニアから「AppleGPT」と呼ばれており、今のところ一般ユーザー向けに提供される予定も、製品などに組み込まれる予定もないとのこと。
また、社内からのアクセスにも特別な権限が必要なうえ、製品開発などに使うことは許されず、試作品の開発やスタッフ向けのテキストなど一部業務にだけ使われているとされています。
一般向けに提供されない理由として、社内でAIへの取り組みについて意見が分かれており、AppleGPTの扱いについては慎重な姿勢を見せているとしています。
ただし、Appleは来年にも「AIに関する重要な発表」を行うとされており、将来的には社内のみならずユーザー向けのサービスに組み込まれるとみられます。
Siriや検索、マップなどに組み込まれれば、一気にChatGPTやBingなどに対抗できる巨大サービスになりそうなだけに、続報が待たれます。
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