「ネットブックから撤退しない」と世界第2位のパソコンメーカー、Acerが表明



性能に限りがある代わりに低価格を実現したことで、メールやウェブ閲覧が主目的のライトユーザー層を中心にヒットした「ネットブック」。

一時期はイー・モバイルなどのモバイル回線の新規契約とセットで購入すると本体価格が100円になる「100円パソコン」という形でも持てはやされていましたが、3万円台で購入できるノートパソコンや、iPadや安価なAndroidタブレット端末の普及を受けて、現在は影が薄くなったと言わざるを得ません。

しかし、世界第2位のシェアを誇るパソコンメーカーで、ネットブック「Aspire One」でおなじみのAcerが、同市場から撤退しないことを表明しました。下火となったネットブックですが、はたしてどのような生存戦略が展開されるのでしょうか。

詳細は以下から。



Acer will not give up netbook market, says VP

ASUSやAcerのお膝元である台湾のニュースサイト「DIGITIMES」の報道によると、需要の冷え込みを受けて、Samsungが2012年第1四半期にもネットブックの生産を打ち切ることが市場関係者の間でウワサされているそうです。

Samsungが撤退すればネットブックの主要メーカーは同市場1位のAcerと2位のASUSに絞られることとなり、上位2社の動向について注目が集まるわけですが、Acerの副社長Scott Lin氏は「ネットブック市場を諦めない」と表明しています。

また、Lin氏は中国やインド、インドネシアのようないくつかの新興市場ではIT教育の強化などのためにネットブックが大量注文されていることを挙げ、「ネットブックは利益が薄いものの、大量発注によって総売上を押し上げる一助となる可能性がある」と述べています。

ちなみにネットブック市場のシェアは1位がAcer(2011年第3四半期に170万台を販売、市場シェア22%)、2位はASUS(販売台数120万台以上、市場シェア16%)、3位はSamsung(販売台数84万台、市場シェア10%以上)という状況。パソコン市場で第2位のシェアを誇るAcerにとって、ネットブックはシェア拡大のための武器であるようです。

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