昨年10月にスマートフォンとタブレットのUIを統合し、大きく機能向上を図った最新OS「Android 4.0(Ice Cream Sandwich)」が登場したのは記憶に新しいですが、早くも「Android 5.0(Jelly bean)」に関する情報が流れ始めました。
Google may launch Android 5.0 in 2Q12, say Taiwan makers
AcerやASUS、HTCといったスマートフォンおよびタブレットメーカーを多く抱える台湾のIT系ニュースサイト「DIGITIMES」によると、マイクロソフトが2012年第3四半期に「Windows 8」をリリースすることを受け、Googleは2012年第2四半期に「Android 5.0」をリリースする予定であることをメーカー関係者が明かしたそうです。
Android 5.0はさらにタブレット端末に最適化されるとしており、メーカーはAndroid 5.0をプリインストールしたモデルに加えて、Windows 8とAndroid 5.0の両方のOSをシャットダウンせずに切り替える機能を搭載したモデルなどをリリース可能。
GoogleはAndroid 5.0のリリースによって、ノートパソコンやネットブック市場に参入する機会を狙っていますが、Android 4.0が期待したとおりのパフォーマンスを見せていないため、一部のメーカーはAndroid 5.0に対して積極的では無いとされています。
国内で発売されているAndroid 4.0スマートフォンがSamsungの「Galaxy Nexus」とシャープの「AQUOS PHONE 104SH」のみにとどまり、既存機種のアップデートもなかなか行われない中でAndroid 5.0がリリースされる……という話を聞いても、矢継ぎ早だと感じる人の方が多いように思えるのも事実。
しかし「Android 3.0」が公開されたのが2011年2月、そして「Android 4.0」が公開されたのが2011年10月であり、8ヶ月しか空いていなかったことを考えると、2012年第2四半期(4~6月)というのは、あまり無理なスケジュールではないことになります。
ちょうどそのころは夏商戦に向けて携帯電話各社が発表会を行う時期ですが、世界でもほぼ最速の部類で国内発売された「Galaxy Nexus」のように、日本市場でもいち早くAndroid 5.0端末がリリースされる可能性はあるのでしょうか。
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