サクサク動く高性能スマートフォン「HTC EVO 3D」などでおなじみのHTCが、KDDIと提携したことが明らかになりました。
詳細は以下の通り。
HTC、KDDIと日本市場に特化したスマートフォンの開発に合意
HTCの日本法人が発表したプレスリリースによると、同社はKDDIと日本市場向けにカスタマイズした最先端のスマートフォン開発に関して合意したそうです。これによりHTCの技術力と、KDDIの優れた通信網および日本市場における強力な存在感を最大限に活かし、日本のユーザーのニーズや趣向に合わせたスマートフォンを今後提供していく予定。
今回の合意についてHTC Corporation のCEO、Peter Chou氏は「日本のユーザは非常に多忙な生活を送っており、彼らがより便利で快適な暮らしを実現するうえで、最も革新的なスマートフォンを必要としています。HTCは、そうした日本のユーザに最新鋭のスマートフォンを提供し、暮らしを便利に感じてもらうだけでなく、楽しんでスマートフォンを活用いただきたいと考えています」とコメント。
また、KDDIの代表取締役社長、田中 孝司氏は「KDDIとHTCの両社は、私たちの事業すべてにおいて、常にユーザの立場で彼らが何を望んでいるか、何を期待しているかということに焦点をあてており、今回の協業によって日本のユーザの皆様向けに画期的な素晴らしいスマートフォン体験をご提供できると信じております」とコメントしています。
国内初のAndroidスマートフォン「HT-03A」やハイスペックモデル「HTC Desire」、そしてモバイルWiMAXに対応した高速・高性能な「HTC EVO」シリーズなど、他社に一歩先んじたスマートフォンを手がけているHTC。
しかしながらワンセグや赤外線通信、おサイフケータイといった国内ユーザー向け機能を備えたモデルが人気を博す日本市場において、どうしても奮わない感が否めなかったわけですが、KDDIとHTCの提携によって、「快適に動く代わりに国内向け機能が無いグローバルモデル」か「国内向け機能がある代わりに快適に動かない国産モデル」を選ぶしかないという現状を打破できるようになることが期待できます。
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