通常の映画用の音響セッティングではなく、 音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い、ボリュームも限界まで上げて大音響の中で映画を視聴する試み「爆音映画祭」。
現在第五回の上映作品のリクエスト受付が行われていますが、「輪るピングドラム」などでおなじみの幾原邦彦監督による劇場作品「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年公開)」が一躍トップに躍り出ました。
詳細は以下の通り。
第五回爆音映画祭 BAKUON FILM FESTIVAL2012 オフィシャルホームページ
6月29日(金)~7月14日(土)に吉祥寺バウスシアターで行われる「第五回爆音映画祭」の公式ページによると、2月17日に開始された上映作品リクエストの応募状況第二回発表が本日付けで行われ、「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」が26票を獲得してトップに躍り出ています。
公式ページでは以下のような投票者のコメントなども公開中。西園寺戦、樹璃戦で流れる「決闘のうた」はもちろんですが、クライマックスに流れる劇場版仕様の「輪舞-revolution~アドゥレセンス・ラッシュ」や「世界を革命する力を!」という叫び声を爆音で聴けるようになれば、違う世界が見えてきそうです。
もう、とにかくJ.A.シーザーの合唱曲、光宗信吉の劇伴、奥井雅美の挿入歌の圧倒的な美しさに酔いしれたい。ミッチーもイイ存在感。劇中に登場する絵画は大きいスクリーンでこそ、よく映えます
爆音上映についての詳細は以下。一般劇場上映では聴くことの出来ない迫力と、爆音によって視覚までもが変容して 映画そのものも違って見えるトリップ感覚、そして大音響でなければ聞こえてこない幽かな音を聴くとことができ、かつて見たことのある映画がまったく新しい映画として蘇ってくる、いわば「映画の再生」の瞬間に立ち会えることが同イベントの良さとなっています。
爆音上映オフィシャルサイト
まだリクエスト受付期間が残っているため、実際に上映されるかどうかは分かりませんが、mixiのコミュニティなどを通じてリクエストが集まった結果、JOYSOUNDで数多くの「決闘のうた」が配信されるようになったように、ファンの思いが届くことがあれば、なかなか素敵なことではないでしょうか。
1999年当時に公開された「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」の特報ムービーは以下。テレビ版・劇場版によって世界を変えられてしまった人にとって、非常に感慨深いものとなっています。
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