マルティン・クリマスの最新作、大量の絵の具と音楽で創り上げられたきらびやかな一瞬のオブジェ
人間の目では決して捉えきれない一瞬。そんな瞬間をカメラで切り取り、作品にしているのがドイツ人の写真家マルティン・クリマス氏です。今回彼は目も眩むような色彩を、音楽を使って特別な瞬間へと変貌させました。
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Martin Klimas’s Photographs Paint Disturbed by Sound Amusing Planet
Painting With Sound – Slide Show – NYTimes.com
クリマス氏はまず様々な色の絵の具を半透明の板の上に載せ、その下に設置したスピーカーから音楽を流します。スピーカーから音が出ると、その振動で絵の具が板から空中に弾け上がり、それぞれの色の混じり合った美しい造形を描き出します。その瞬間を7000分の1秒というシャッタースピードで撮っています。
クリマス氏がこれらの作品を作るのにかかったのは6ヶ月の時間と1000回の撮影。さらに70リットルの絵の具を費やし、スピーカー2つがぶっ壊れたとのこと。渾身の作品と言うしかありません。
彼の作品を使われた楽曲名と共に見ていきます。
マイルス・デイビス「ビッチェズ・ブリュー」より「ファラオズ・ダンス」
スティーブ・ライヒ「ドラミング」
マイルス・デイビス「ビッチェズ・ブリュー」より「ビッチェズ・ブリュー」
クリマス氏は2007年に陶器の人形や花瓶が割れる瞬間などを捉えた作品で一躍有名になりました。当時日本のサイトでも話題になったため、覚えている方もいるかもしれません
他の作品も以下のサイトから見ることができます。
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