スマートフォン市場で多くのシェアを獲得したものの、タブレット市場ではAppleに大きく水をあけられているGoogleが、自らタブレット端末の発売に乗り出す可能性があることが明らかになりました。
Google 7-inch tablet PCs to bring price-cut pressure on other vendors
AcerやASUS、HTCといったスマートフォンおよびタブレットメーカーを多く抱える台湾のIT系ニュースサイト「DIGITIMES」によると、Googleが5~6月ごろに安価なタブレット端末を発売することを業界関係者が明かしたそうです。
これは「Eee Pad Transformer」でおなじみのASUSと協力してリリースするもので、7インチのディスプレイを搭載。
気になる価格はAmazonのタブレット端末「Kindle Fire」の新モデルが2012年第三四半期に199~299ドル(約1万6500円~約2万4800円)程度の価格でリリースされるとみられることを受けて、199ドル(約1万6500円)程度になるとのこと。
また、台湾の部品メーカーの利益が減ることにつながるものの、AcerやLenovo、Samsungといったメーカーに対するタブレット端末の価格引き下げにつながることも期待されています。
なお、Googleは2012年第2四半期(4~6月)に最新バージョンとなる「Android 5.0(Jelly bean)」をリリースする見通しであるため、メーカーと提携してリリースしている最新のAndroidを採用したスマートフォン「NEXUS」シリーズのタブレット版という位置付けになると考えられます。
低価格に加えて、初心者でも簡単に扱える操作性を導入するのであれば、Androidタブレット市場の活性化につながりそうですが、はたして実現するのでしょうか。続報が待たれます。
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