ソニーが2012年モデルのウォークマンを発表しました。
すでに海外向けに発表されているAndroid搭載モデル「Fシリーズ」および「Sシリーズ」が発表され、「Aシリーズ」は消滅の憂き目に遭っています。
独自技術の搭載により、高音質で音楽を楽しめる“ウォークマン”2シリーズ11機種 発売 | プレスリリース | ソニー
さまざまなスタイルで音楽を楽しめる Android搭載“ウォークマン”Fシリーズ 発売 | プレスリリース | ソニー
高音質でワイヤレスリスニングが楽しめる“ウォークマン”Sシリーズ 発売 | プレスリリース | ソニー
ソニーのプレスリリースによると、同社は新型ウォークマン「NW-F800シリーズ(Fシリーズ)」「NW-S770シリーズ(Sシリーズ)」を10月20日に発売するそうです。
◆Fシリーズ
昨年発売の「Zシリーズ」とほぼ同じスペックとなる、3.5インチWVGA(800×480)液晶、NVIDIAのTegra 2プロセッサ(1GHz)、512MBメモリを搭載。OSのバージョンはAndroid 4.0で、64GB・32GB・16GBの3モデルがラインナップ。スピーカー付属の32GBおよび16GBモデルやBluetoothヘッドホン付属の16GBモデルも販売されます。
高音質化機能としてフルデジタルアンプ「S-Master MX」を搭載したほか、個々の楽器・ボーカル音が際立ち、明瞭な音場定位や奥行きのある臨場感溢れるサウンドを実現する「クリアフェーズ」をヘッドホンに採用。周囲の騒音を約98.0%※3カットする「デジタルノイズキャンセリング機能」にも対応しており、バッテリー駆動時間は音楽再生が25時間、ビデオ再生が5時間です。
カラーバリエーションはビビッドピンク・ブルー・ホワイト・ライトピンク・ブラックの5色。
◆Sシリーズ
ブラック・バイオレット・ゴールド・イエロー・ホワイト・ライトピンク・ブルー・ビビッドピンクの7色展開で16GB・8GBモデルがラインナップ。スピーカー付属の16GBモデルおよび8GBモデルや、Bluetoothヘッドホン付属の8GBモデル(ブラック・ホワイト・ライトピンク・ブルー・ビビッドピンクの5色)も展開されます。
「S-Master MX」は非搭載であるものの、「クリアフェーズ」をヘッドホンに採用したほか、「デジタルノイズキャンセリング機能」も搭載。圧縮した音楽ファイルの音質を向上させる「DSEE」や「クリアステレオ」、「クリアベース」など、「クリアオーディオテクノロジー」を採用。バッテリー駆動時間は音楽再生が36時間、ビデオ再生が6時間です。
◆案の定「Aシリーズ」は廃止
Xシリーズ、Zシリーズ、そしてFシリーズ……と続いてきたフラッグシップモデルと比較して電池が持つことから、正統派高音質ウォークマンの地位をひっそりと確立してきたAシリーズがついに消滅することとなった2012年モデル。
同じソニーが手がけている「Xperia」をはじめとしたスマートフォンの普及が進む中、音楽プレーヤーに多機能ではなく高音質とバッテリーの持ちを求める層は少なからずいると思われますが、一世代前のCPUを搭載したことで、最新のスマートフォンに引けを取るスペックとなるなど、中途半端感が否めないFシリーズは従来Aシリーズを求めてきたユーザーのニーズを満たすことができるのでしょうか。
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