従来よりも高速転送が可能となり、対応機器も順調に増えている感のある「USB 3.0」がさらに高速化されることが明らかになりました。
コネクタはそのままで、20秒でBlu-rayディスク1枚分(25GB)のデータ転送が可能になります。
(PDFファイル)SuperSpeed USB (USB 3.0) Performance to Double with New Capabilities
USBの規格策定などを行う業界団体「The USB 3.0 Promoter Group」の発表によると、今年半ばから「USB 3.0」の伝送速度を現行の5Gbpsから10Gbpsにまで引き上げるそうです。また、今回の速度引き上げにあたっても従来の規格とケーブルやコネクタ、プロトコルなどの互換性は維持され、データの伝送効率などが改善されるとのこと。
なお、USB 3.0はUSB 2.0(最大480Mbps)と比較して伝送速度が10倍以上に引き上げられているほか、接続した機器に供給できる電力も5V、500mAから5V、900mAに向上。データ伝送速度が要求される外付けHDDなどを中心に普及が進んでいます。
・関連記事
1P(ペタ)bpsの光ファイバー開発、一般的な光回線の約1000万倍の通信速度を実現 | BUZZAP!(バザップ!)
「TransferJet内蔵SDメモリカード」で実際にデータをやりとりしてみた | BUZZAP!(バザップ!)
伝送速度最大1.3Gbps、次世代無線LAN「5G WiFi(IEEE 802.11ac)」はカバーエリア拡大も | BUZZAP!(バザップ!)
世界最速の24Tbps(毎秒3TB)を光ファイバー1本で実現する技術をNTTやNEC、富士通が開発へ | BUZZAP!(バザップ!)