世の中には数々の廃虚があり、中でも遊園地の廃虚はにぎわっていたころを思い起こさせる分、切ない気持ちになることも多いわけですが、廃虚となった「聖書のテーマパーク」はひときわ寒々とした気持ちにさせてくれます。詳細は以下から。
これが聖書のテーマパーク「Holy Land U.S.A.」の看板
道がバキバキに割れ、草が生えている様子を見ていると、「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」という言葉が脳裏に浮かびます。
ベルセルクに出てきそうな風情があります。
1984年に閉鎖される前の在りし日の姿。ちなみにアメリカ・コネチカット州最大の観光地だったそうです。
かつては子どもも来場していた「Holy Land U.S.A.」
今の姿。その落差はまるで映画「ジョニーは戦場へ行った」の回想シーンと現実のようです。
このテーマパークはカトリックの弁護士によって社会をより良くするために作られたもので、建設にあたっては敬虔なクリスチャンによる奉仕活動の力を借りたとされています。
聖地・エルサレムをモチーフにした建造物たち
こちらは墓所。本当に遺体が埋葬されていても違和感がありません……
聖書の一節
首の無い彫像たち。もし予備知識無しに山中で見かけたりした場合、泣きながら走って逃げること受けあいです。
高さ50フィート(15.24メートル)の十字架は側を通る高速道路から見えます。
キリスト像も朽ち果てつつあります。
なお、テーマパークの創設者は1984年に死去しており、過去に再建話も持ち上がったものの、10万ドルにおよぶ費用の問題などから計画は頓挫。地上の聖地は朽ち果てゆくのみとなっています。
オリジナルの写真などは以下のリンクでチェックできます。
Creepy Images From An Abandoned Bible Theme Park
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