エッシャーのだまし絵が現実になったような1200年前のインドの超巨大井戸

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インドの巨大建築といえばタージ・マハルですが、それより800年も前に作られたのがこの巨大な井戸。まるでだまし絵のような幾何学的な建築と合理性がインドの文明の奥深さを教えてくれます。

この巨大な井戸はインドのラジャスタン州Abhaneriにあり、地元ではChand Baoriと呼ばれています。この井戸が作られたのはなんと1200年前。日本で言えば平安時代で、タージ・マハルよりも800年前。




3500段にも及ぶ狭い階段に周囲を取り囲まれており、深さは30m。歩いて降りるタイプの井戸では世界で最大にして最深とのことです。この構造によって多くの人々がすべての方向から一度に水汲みを行えるというとても合理的なつくりになっています。

井戸の底の水面の近くでは常に外よりも5~6度気温が低くなっています。水はモンスーンの季節になるとあっという間に入口近くまで溜まったようです。




壁にはヒンドゥー教のモチーフが浮き彫りになっています。



実際に訪れた映像は以下から。高所恐怖症の人は足がすくんでしまいそうです。


この時代に王宮でも寺院でも墓所でもない、人々の生活の場である井戸がここまで精密かつ大規模に作られていることには驚かざるを得ません。ちょっとやそっとでは揺るがないインドの底力はこんなところが源泉なのかもしれません。

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