ソニーがiOS、Android、Windows、Mac OS X、Web、Wii U、PlayStation3、Xbox 360などさまざまなプラットフォームへ向けた高度な3Dアプリケーションを制作できる統合型のゲーム開発環境「Unity」と提携することを発表しました。
これによりプラットフォーム間をまたいだ移植が簡単になるほか、AndroidやiOSといったモバイル向けアプリからの移植も可能となり、ゲームソフト資産が一気に増えることが期待できます。
ソニー・コンピュータエンタテインメントとユニティ・テクノロジーズ、戦略的提携について合意「プレイステーション」向け「Unity」の提供を通じ、あらゆる開発者様の効率的なコンテンツ開発をサポート | プレイステーション オフィシャルサイト
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のプレスリリースによると、同社は革新的な開発プラットフォーム「Unity」を提供するユニティ・テクノロジーズと3月15日に戦略的提携について合意したそうです。
今回の提携は世界中で150万人以上の開発者に利用されてきた「Unity」の最新版をPS4やPS3、PS Vitaおよびプレイステーションモバイル(PSM)向けに最適化するとのことで、今秋以降にも幅広い開発者に順次提供していくというもの。
これによりPS4、PS3、PS Vita向けのコンテンツ開発において、SCEとのライセンス契約締結後に提供される専用のSDKとプレイステーション向け「Unity」の簡便な統合開発環境を使うことで、複雑なプログラミング作業を軽減しながら幅広いコンテンツ開発が可能となります。
また、開発されたコンテンツは煩雑な書き換え作業を伴わずにPS4、PS3、PS Vita、PSMの各フォーマットに移植することも可能。
さらにiPhone、iPad、およびAndroidを搭載したスマートフォンやタブレット向けに開発したコンテンツ資産を煩雑な作業を伴わずにそのままPSM向けに製品化することができるとのことで、ゲーム機の普及に必要な開発・移植のハードルが一気に下がることになりそうです。
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