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中国で発生中のH7N9型の鳥インフルエンザに江蘇省で新たに4人への感染が判明。患者はいずれも重体とのことです。
中国で新たに4人の鳥インフル感染、上海に隣接の江蘇省 ワールド Reuters
朝日新聞デジタル:中国の鳥インフル、感染7人に 豚体内でウイルス変化か - 国際
今回人への感染が明らかになったH7N9型鳥インフルエンザはこれまで警戒されていた強毒性のH5N1型とは異なり弱毒性とされていましたが、上海では既に3人が感染、2人が死亡しており、発症すると重い症状が出やすい強毒性に変異したと指摘されています。
世界保健機関(WHO)によると現在人→人感染が発生する可能性を示す証拠はないとしていますが、現在も調査中とのこと。江蘇省の4人を含めた今回の患者7人はいずれも人から感染したとは考えられておらず、7人と接触した255人からはインフルエンザの症状は出ていません。
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2009年に豚から人に感染し、大流行となったH1N1型インフルエンザの際はパンデミック(感染爆発)の危険が叫ばれ、空港では厳重なチェック体制が敷かれました。今回の強毒性H7N9型鳥インフルエンザがもし、人→人感染を起こすようになれば、より大きな混乱が起こることが予想されます。
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