日本でもKDDIが発売を予定している「Firefox OS」採用のスマートフォンですが、その開発者向けモデルが1万円台という破格で発売されました。
Geeksphone Store will be available next week
スペインの企業Geeksphoneの公式ページによると、「Firefox OS」搭載スマートフォン2機種「Keon」「Peak」を全世界の開発者に向けていよいよ発売するそうです。
気になる価格はKeonが91ユーロ(約1万1800円)で、Peakは149ユーロ(約1万9300円)。それぞれのモデルのスペックは以下となります。
・Keon
CPU:第1世代Snapdragon「7225AB(シングルコア、1GHz)」
ディスプレイ:3.5インチHVGA(320×240)液晶
カメラ:300万画素
RAM:512MB
フラッシュメモリ:4GB
通信方式:UMTS 2100/1900/900 (3G HSPA)、GSM 850/900/1800/1900 (2G EDGE).
バッテリー容量:1580mAh
その他:MicroSDスロット、IEEE802.11n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、FMラジオ、GPS、加速度センサー、照度センサーなど
・Peak
CPU:第4世代Snapdragon「MSM8225(デュアルコア、1.2GHz)」
ディスプレイ:4.3インチqHD(960×540)IPS液晶
カメラ:800万画素+200万画素前面
RAM:512MB
フラッシュメモリ:4GB
通信方式:UMTS 2100/1900/900 (3G HSPA)、GSM 850/900/1800/1900 (2G EDGE).
バッテリー容量:1800mAh
その他:MicroSDスロット、IEEE802.11n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、FMラジオ、GPS、加速度センサー、照度センサーなど
あくまで開発者向けのモデルであるため、アプリケーションなどがそろわない現状では一般ユーザーが購入する意味はあまりありませんが、「Firefox OS」にはHTML5と親和性が高く、オープンに開発できるなどのメリットがあるため、安価な開発機が普及することで、アプリの開発が進むことに期待したいところ。
市場トップシェアのAndroid、Apple1社提供であるにもかかわらず圧倒的な存在感を見せるiPhone、巻き返しが期待されるWindows Phoneに続き、Samsungが主導で開発している「Tizen」と並んで「第4のOS」となりつつある「Firefox OS」。日本市場で正式にお目見えする時が待たれます。
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