子供にしか見ることのできない児童虐待防止ポスターが秀逸

大人になると見えなくなるもの、実は本当にあります。この児童虐待を撲滅するために作られたポスターには、そんな大人には見えない秘密が隠されています。


子供が一緒にいる大人。親であったり保護者であることが多いはず。そして児童虐待においては、多くの場合子どもと一緒にいる親や保護者が虐待者となります。虐待されている子供を助けるためにはどうしたらいいのでしょうか?

児童虐待の被害者救済を行うFoundation ANAR (Aid to Children and Adolescents at Risk)のポスターを制作したGREY SPAINのクリエイターたちは大人と子供の身長差に着目。

大人と子供のの平均身長差から、レンチキュラーを用いて10歳以下の子供にしか見えない領域を発見しました。


その部分に虐待を受けている子供に向けて「もし君を虐待している人がいたら電話してくれ。私たちが君を守る」というメッセージと電話番号を掲載しました。子供の顔にはアザや傷も描かれています。

そして大人たちには「児童虐待は虐待されている子供からしか見えないこともある」という警告文を掲載しています。

解説の動画は以下から。

本当ならもっと楽しいお話のために使ってほしいアイディアではありますが、このポスターが少しでも効果があればと願わずにはいられません。

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