ネガフィルムを焼いて作られた、不気味に美しい写真作品の問いかけるもの



デジカメが当たり前となった今、独特の味わいが逆に注目を集めるネガフィルム。このネガを焼いて作り上げた風景写真たちは不気味ながら静かに心に訴えかけてきます。

写真家のPeter Hoffmanさんがシカゴ近郊のFox Riverを題材に撮影したFox River Derivatives。ネガにガソリンを掛けて部分的に燃やした後に水を掛けています。その結果、写真の多くの部分は不気味で抽象的な泡や捻れに満たされて判別不能に。

Peter Hoffmanさんは2010年にメキシコ湾で起きた原油流出事故から「水と油」というテーマでこのシリーズを制作。過剰消費と水質汚染への問題提起としています。








ガソリンで燃えた怪しい歪みにある種の美しさを感じてしまうのは現代人だからなのでしょうか。考えさせられてしまいます。



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