AMDの新APU「A10-6800K」の性能をIntel製CPUと比較したグラフが謎の事態に



AMDが新たにリリースしたAPU(CPUとGPUを融合させたもの)をIntel製CPUと比較したところ、なにやらよく分からない結果となったことが明らかになりました。



AMDのA10-6800K Black Editionをテスト:ニュース:PC Online

「日経WinPC」では、6月5日付けで掲載された記事において、AMDの新型APUシリーズ「A10-6800K Black Edition(BE)」の性能比較が行われています。

主な比較グラフはこんな感じ。3D画像レンダリングをベースにしたベンチマークソフト「CINEBENCH R11.5」で、A10-6800K BEの値を100%として各CPUのシングルスレッド処理性能を比較したところ、以下のようなスコアとなっています。


「バトルフィールド 3」でのfpsをグラフィックボードなどと合わせて比較。CPU・GPU一体型モデルとしては、A10-6800K BEはなかなか良いスコアを叩き出しています。


そしてこれが謎のグラフ。「A10-6800K BE(34W~106W)」「A10-5800K BE(33W~97W)」「Core i5-4670K(34W~94W)」のアイドル時と負荷時の消費電力の幅を棒グラフにしていますが、明らかにグラフの横軸と数字が合っておらず、まるでCore i5の省電力っぷりが抜きん出ているかのように見える結果に。


このグラフは2013年6月6日17時26分現在も差し替えられることなく掲載されていますが、まさに「どうしてこうなった」状態。なお、パソコン業界にはこのような謎グラフについて「グラフで比較するとそれほど差はない」という表現の仕方をするならわしがあります。


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