NTTドコモがLTE対応の小型基地局を導入、「年度内に基地局5万局」を後押しへ



NTTドコモがLTEに対応した小型基地局の運用を開始しました。

2013年度中に「docomo LTE Xi」対応基地局を5万局にまで引き上げる予定の同社ですが、一気に拍車がかかることになりそうです。詳細は以下から。



報道発表資料 : LTE対応小型基地局装置を開発 | お知らせ | NTTドコモ

NTTドコモの報道発表資料によると、同社はLTE方式に対応した小型基地局装置を開発し、6月から運用開始しています。

同基地局は従来のLTE基地局と比較して10分の1の大きさで済むと共に、重さを20%以下、消費電力を25%にまで低減するなど、大幅な小型化、軽量化、省電力化を達成。山間部をはじめとした、これまでのLTE基地局装置ではXiのエリア展開が困難な地域での展開を改善するものとなっています。

これが小型基地局装置。下り最大75Mbps、上り最大25MbpsのLTE(Xi)や下り最大14Mbps、上り最大384kbpsのW-CDMA(FOMA)に対応しています。


基地局設置イメージ。800MHz、2GHz帯対応のものなど、最大2つの子局を接続可能で、設置環境やトラフィックに合わせた効率的なサービスエリアを構築できます。


NTTドコモのLTEロードマップ。トラフィックやエリアの大きさに応じたさまざまな基地局を用意することで、つながりやすさと高速化を推進するとしています。



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