小型ロボットの大群が蜂のように飛び回る最新掃除システム「Mab」がすごいことに
面倒な部屋の掃除、ルンバの登場で大きく変わりつつありますが、この最新システムはなんと群れをなし、空を飛んで部屋中を綺麗にしてくれます。
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このシステム「Mab」はスウェーデンの家電メーカーElectrolux Designのデザインラボが開催する学生向けデザインコンペティションで、コロンビア人デザイナーのAdrian Perez Zapataさんが発表したもの。
Mabは小さなガンツにも見える球体型の親機と908匹の(攻殻機動隊2のセボットを思わせる)蜂のような小型の飛行型ロボットからなる清掃システム。掃除機をかけることからトイレを磨くことまで全てをこなすというもの。飛行するのでルンバと違い、天井から床までどこでも綺麗にしてくれます。
まず球体の親機が部屋全体をスキャンし、汚れの有無を確認。
その後汚れの見つかった場所にロボットが群れをなして飛んでゆき、水滴と共に表面に触れて磨き上げるというもの。ちなみに小型ロボットはソーラーエネルギーで稼働します。
受賞者のPerez Zapataさんは以下のように述べています。
「僕は大学の庭に座ってた時に蜂たちが規則正しく飛び回って花粉を集めているのを見て、蜂の群れが一緒に働いているのをすごいと思ったんだ。
僕のMabのコンセプトは、最初のほんの少しの操作だけで自動的に機能するようになっている。君が家に帰ってきたら大量の小型ロボットが独自に飛び回って掃除をしている光景を見ることになるってことさ。
それはつまり、君はゆっくり座って、なんだったら小さなMabの妖精たちが魔法のように動きまわっているのを見ていればいいってことだよ」
審査員長でElectrolux社のチーフ・デザイナーのStefano MarzanoさんはMabについて
「Mabはロボットに対するアイディアを一新した。単に人間の動きを真似るのではなく、自然の連携や群知能から発想を得ている。Mabのコンセプトは消費者や企業の日々の掃除の手間を最小化し、結果を最大化することに関係してくるだろう」
と賞賛しています。Mabは一般投票4391票のうち実に40%を得てグランプリに輝きました。
Mab — Winner of Electrolux Design Lab 2013 – YouTube
最初に電気掃除機が登場した時も主婦の家事を助け、自由な時間を増やすと言われていましたが、ルンバが当たり前に家電ショップで売られる時代になり、ついには全ての掃除を肩代わりしてくれそうです。
ただし、Mabは現時点ではまだコンセプトの状態。何らかの形で市販されるまではもうしばらくかかりそうです。
Electrolux Design Lab competition winnder The Mab – Mini robot cleaner Mail Online
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