AppleやSamsungがスマートフォン市場で文字通りの「2強」となった中、HTCやLG、Huaweiといった有力プレーヤーが軒並みフラッグシップ市場から脱落しかねない事態に陥っていることが明らかになりました。詳細は以下から。
Slow sales of flagship smartphones to affect vendor rankings in 2014
台湾のIT系ニュースサイト「DIGITIMES」によると、LG電子やHTC、Huaweiといったスマートフォンメーカーが「世界的にフラッグシップモデルが売れない」という事態に陥っているそうです。
LG電子が満を持して世界各国で発売したフラッグシップモデル「LG G2」は販売目標が1000万台であったにもかかわらず、同じLG電子製の「Nexus 5」の発売時期が重なったこともあり、200万台程度にとどまっているほか、HTCも「HTC One」が数々の賞を受賞するなどしたものの、業績の回復にはつながらなかったとのこと。
また、Huaweiも「Ascend P6」を1000万台出荷する予定であったにもかかわらず、300万台にとどまるなど、メーカー各社はフラッグシップモデルの不振に苦しんでいるとされています。
スマートフォン販売の主戦場が新興国市場に移りつつある現状を考えれば、フラッグシップモデルの売れ行きが鈍るのは当たり前のことではあるものの、Samsungが発売半年でGalaxy S4を4000万台、Appleが2013年9月末までの3ヶ月間でiPhoneを3400万台販売したことを考えると、各社の実績はあまりにも心もとない数字。
販売不振でこれらのメーカーのフラッグシップモデルを取り扱いをやめる携帯電話会社が出てしまった場合、採算はさらに悪化するとみられ、最悪ハイエンド競争から脱退せざるを得ない状況に陥るわけですが、LG電子のようにGoogleのNexusシリーズに採用されない限り、打開する方法は無いのでしょうか。
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