セックスの後のピロートークが極めて重要なことが判明、その際特に大切なのは…？

ポスト ツイート シェア はてブ LINEで送る コメント

Photo by chad rogers

彼女といい関係を続けたいのなら、セックスの後すぐに背を向けてタバコを吸ったり爆睡してはいけないということが判明しました。ピロートーク、とても重要です。

セックスの後に男性を襲う賢者タイム。さっきまでの甘い雰囲気も吹っ飛んで明日の仕事や政治情勢のことばかり考えてしまうって経験、ありませんか？もしくは激しい運動で疲れてそのまま寝落ちしたり。

しかし、カップルが長くよい関係を保ちたいのであれば、セックスの後に腕枕などしながらゆっくりとピロートークの時間を持つことが極めて重要であることが分かってきました。さらにキーポイントとなるのが、とあるホルモンであることが明らかにされています。

コネチカット大学コミュニケーション学部のAmanda Denes助教授はピロートークの人間関係における役割について興味を持ち、調査を行っています。

多くの人はセックスの後、パートナーに対して自分の気持ちをオープンに話す傾向があり、それは関係の長さに依存しません。

「なぜ人々は心の最も深い部分の気持ちを、関係性がそのレベルまで深まっていない場合においても、セックスの後にシェアするのでしょうか。セックスの後の親密な時間がふたりの関係の満足感にどのような影響を与えるのでしょうか」

ピロートークにおけるホルモンとコミュニケーションの決定の関係性を探求するためにDenes助教授が重要視しているのは、そこで語られる内容と、もうひとつ重要な要素「オーガズム」です。

オーガズムの重要性を無視するのはパズルのキーとなるピースを無視するのと変わらないとDenes助教授は考えます。セックス時にオーガズムを迎えると、オキシトシンというホルモンが分泌され、精神状態を変化させます。このホルモンは「信頼ホルモン」と呼ばれ、社会的に有益な行動に関係しています。

この変化は男女ともにオーガズム後には起こりますが、男性はテストステロンという男性ホルモンがこの精神状態の変化を抑圧し、気だるさと虚脱感に満ちた、いわゆる「賢者タイム」を迎えることになってしまいます。

Denes助教授によると、オーガズムを迎えた女性の方が、オーガズムを感じなかった女性に比べてより親密な気持ちを表すとのこと。より多くオキシトシンが分泌された女性はより信頼感と繋がりを感じ、パートナーに対して多くの気持ちを語るようになります。

では、ピロートークを面倒臭がってさっさと眠ってしまうとどうなるかというと、ミシガン大学のDaniel Kruger博士らがこの件に関して研究を行っており、セックスの後に後戯をしたりピロートークをするのはお互いのコミットメントを表現するために非常に重要であるとしています。

博士らが456人の異性愛者にオンライン調査を行った結果、セックス後にパートナーがすぐにネオチしてしまった時、残された方は最も感情的な繋がりや愛情、コミュニケーションへの渇望を抱くとのこと。

これは男女どちらにも言えることなのですが、先の調査ではセックスの後にさっさと寝るのは決まって男性だということも明らかにされており、女性が寂しいまま取り残されているのが現実のようです。

Kruger博士によると

「カップルのセックスの後の時間の使い方は、ふたりの関係を築き上げ、より良くしていく上でセックスの前に起こることやセックス自体と変わらないくらい重要だが、それはほとんど学ばれていない」

としています。

ということで、男子諸君は入れて出したら終わりではありません。しっかりとその後もピロートークをするのが彼女といい関係で長続きする秘訣ですが、さらにはちゃんとオーガズムに導いて上げる必要もあることが明らかになってしまいました。

男子諸君がんばれ！超がんばれ！！

Why pillow talk matters Chatting immediately after sex makes couples feel closer and more secure, claims scientist Mail Online

（Photo by chad rogers）